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恋慕 “green” ページ11
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side green
「ほくと〜」
「あーもう、だから説明書読みなって言ったじゃん」
ジェシーはいつも北斗に甘える
「北斗今何してんの？え？美容院？お前髪切ってんの？」
「そうだようるせえな切るぞ」
樹はいつも北斗になんでもない電話をする
「北斗、これ落としてたよ」
「あぁ、ありがと」
きょもはいつも何気に北斗のことをよく見てる
「そういえばこれ実家整理したら出てきたんだけど」
「うっわこれ懐かしい、よくあったねプリクラ」
高地はいつも北斗と一緒にいる
「ほくとぉ〜」
「なに？」
「…ほくとぉぉぉ」
「なんだよ」
じゃあ俺は？
俺と北斗ってなんなんだろう
北斗はジェシーが大好きだし守ってあげたいとヒーローらしいし、
北斗は樹と仲良いし部屋も一緒でよく2人でスマホ見て笑ってるし、
北斗はきょものこと尊敬してるし何だかんだすごい頼りにしてるし、
北斗は高地には何でも話すし体調悪い時は�眞呂領戮砲い襪掘�
じゃあ、俺は？
俺は、北斗にとって俺は、どんな役割がある？
何度繰り返して北斗の名前を呼んでみても、その答えはわからないまま
撮影でちょうど4人が出払っているからか、
楽屋には俺の声だけが響いている
「北斗…」
俺にとって北斗は居なくてはならない人だけど、
北斗にとっての俺はどうなんだろう
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年3月10日 15時
