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村上side









きみに手を引かれながらやってきたのは
とてもオシャレなホテルやった。









「うわあ、俺らには似合わん場所とちゃう?」


「まあ、そうかもしれんなあ…。」









俺の声に苦笑いを浮かべながら頷くきみ。









「とりあえず入ろか…。」









きみの声に促されるように足を進め中へ入ると、これまたオシャレなロビー。









うわあ…、ほんますごいわあ…なんて
圧倒されとる間に受付でチェックイン等を済ませてくれたらしく、





「ひな、こっちやって…。」





きみが手招きしながら俺に声をかけた。









足早にきみの元へ行くと、また繋がれる手。





「すばるとマルもよく、こういうん見つけるよなあ…。」


「ほんまやな。ひなと俺がこういうところに居ったらおもろいんちゃうか?とか話ながら予約入れたんやない?」


「…あいつらのことやから有り得る。」









思わずため息を吐きながら歩いていると
たどり着いたのはオシャレなレストランやった。









「…なあ、きみ。
これってコース料理とか出てくるやつよな?」


「せやな。やから2人からドレスコードのこと言われたんか…。」


「あー、スーツやなくてええけど
なるべくカッチリ目の格好してけ…ってやつか。」


「そうそれ。俺、あんまこういうん得意やないんやけどなあ…。」


「…俺もや。でもまあ、せっかくやしな。」


「…せやな。」









2人顔を見合せ、苦笑いを浮かべながら
レストラン内へと足を踏み入れた。







.

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∞さっちん∞(プロフ) - 華子うさぎさん» コメント有難うございます!私の理想の黒さんと紫さんの関係性を書いているので、そう言って下さると嬉しいです♪また何か書けるように頑張りますね。 (2018年6月15日 16時) (携帯から) (レス) id: b80015d902 (このIDを非表示/違反報告)
華子うさぎ(プロフ) - 多分付き合って長いだろう彼等がいつまでもお互いを思いやりときめきやドキドキを忘れず居るところが好きです。紫さんを可愛いと思っている黒さんと黒さんの前では甘えんぼうの素に戻っている紫さんがたまりませんね。また素敵なお話待っています。 (2018年6月15日 13時) (レス) id: ba95bef1dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:∞さっちん∞ | 作成日時:2018年5月7日 17時

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