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「Aちゃん!
もう大丈夫?」
「うん、大丈夫。
優香ちゃん、心配かけてごめんね」
「良かったー!
すごく心配したよぉ。
もう、上は片付けも終わったよ」
「何も手伝わなくてごめんね」
「大丈夫、殆ど先輩達がやってくれたから」
そう言って、へへっと優香ちゃんは笑った。
「鈴村さん、大丈夫?」
突然後ろから聞こえた高橋先生の声に、ドキリと心臓が跳ねた。
振り向いた先の高橋先生の表情は、逆光で見えない。
「具合悪いようだったら、お宅まで送るわ」
「もう大丈夫です。
……煉獄先生が、ちゃんと『薬』をくれたから」
「遠慮しなくていいのよ。
ほら、荷物を取ってらっしゃい」
「高橋先生、Aはもう大丈夫だと言っている。
しばらく様子も見ていたが、もう……心配無いだろう。
今日は友人と過ごさせてやってくれ」
「……分かったわ」
煉獄先生が、私の背中を優香ちゃんの方へそっと押した。
私は高橋先生の方に一度礼をしてから、パタパタと優香ちゃん達の方へと向かう。
「さぁ、部屋に戻ろうっ!」
優香ちゃんが嬉しそうにそう言って抱きついてくるものだから、私の良心はチクリと痛んだ。
ごめんね、仮病だったんだ……
心の中でそう謝りながら、私は優香ちゃんと腕を組んで合宿所へと向かった。
「あれ?
Aちゃん、本当に大丈夫?」
「え? 何で?」
「体が熱いし……顔も赤いみたい」
「あ、うん、その……
かっ、風邪みたいだったけど薬飲んだから!」
「そっか。
Aちゃん居なかったら、今日はあの広いお部屋に一人でどうしようと思ってたのよ。
戻って来てくれて、ホントに良かったぁ」
明るく笑う優香ちゃんの隣で、私は顔の赤みを隠すように頬を手のひらで覆いながら歩いた。
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華(プロフ) - ゆいさん» ゆい様、いつもコメントありがとうございます(*´ `)うわああぁ、そんなふうに言ってもらってすごく励まされます!これからも拙い文章ですが是非是非よろしくお願いします!(*´艸`*) (2021年9月17日 3時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 華様 おはようございます!華様の情景が浮かぶ様な素晴らしい話、本当大好きです!!長いなんて思わないくらいいつも楽しい読ませて頂いてます\(//∇//)\ お忙しいのに、いつも更新ありがとうございます!! そして、煉獄先生ー。がんばれー!!次も楽しみです!! (2021年9月16日 8時) (レス) id: c872c7d816 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ゆいさん» ゆい様、コメントありがとうございます(*´ `)先生はきっと大正軸より少し歳上なので、中身は大人のイメージです。ゆい様の元気の元になれましたか?(*´∀`*)こちらこそありがとうございます!! (2021年9月9日 18時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 華様 夢主ちゃん、よかったですーやはり、先生は頼りになってかっこいいし、ステキです。、、、最後のムフフな展開もドキドキですーー。今日は仕事がんばろーって、思えました!!ありがとうございました!行ってきます!!(*^ω^*) (2021年9月9日 8時) (レス) id: c872c7d816 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ゆいさん» ゆい様、コメントありがとうございます(*´ `)連れ去るのも良いけど、夢主ちゃんはきっと最後まで仕事をやり遂げたいだろうな、でも心配だから見守るんだろうな、と言う感じです(*´艸`*) (2021年9月2日 21時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=punishop
作成日時:2021年3月29日 8時