僕はキミが好き５

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大倉side


ヤスとはずっと一緒におるんやって
側で笑っててくれるんやって
幸せな時間を共有して生きていくんやって
そう思っていたのに




ヤスから突然もう一緒におれへんって言われて
一緒におるんがツラいって言われて
何を言われてるのか分からへんかった



ヤスは部屋を飛び出していった
俺はすぐに追いかけることも出来へんぐらい
ショックやった


慌てて追いかけたときにはヤスの姿は見当たらなかった



でも今思えば


俺も忙しくて一緒におれへんことも多かったし、ヤスがツラいときに支えてあげられへん日も多かった
ヤスなら分かってくれる
そう思っているところもあったのかもしれない


今までもこれで良かったから大丈夫やって勝手に思い込んでいたんや


でも俺の言葉だけではもうヤスの心は支えられんようになっていた



俺には気付くのが遅すぎたんや
もっと早く気付いてれば
傷つけずにすんだのに……

ヤスの側で笑えたのに



今さら後悔しても遅いよな
アホやな…………



それからは
今までよりももっと仕事に没頭した


ヤスのことを忘れられんまんまやったけど


いつかは忘れなあかん


幸せやったなって思いで話に出きるぐらい


そう思ってがむしゃらに走り抜けた

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