僕はキミが好き (ページ31)

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丸side

亮ちゃんが寒いって言うから
ギュッと抱きしめた
もっとって欲しがるから
ギュッと抱きしめて頭や背中を撫でた
すると俺の胸に顔を埋める

丸｢亮ちゃん？暖まってきた？｣

亮｢ぅん…暖まってきた…けどまだ…｣

丸｢まだ？｣

亮｢まだこのままがいい…｣

顔は見えないけど
きっと頬を赤らめてるんだろう
そんな想像をしてしまう

丸｢ええよ。亮ちゃんが欲しいだけ、してあげるよ｣

俺は頭を撫でながら
さらにギュッと抱きしめる
ちょっと苦しくなったのか
顔をあげて亮ちゃんはこっちを見る

丸｢んっー？どうしたん？｣

亮｢丸…ありがとう…｣

上目遣いでお礼を言う

丸｢どういたしまして。でも亮ちゃん…そんな風に見られたら…｣

亮｢？｣

丸｢我慢できへんくなるやん…？｣

亮ちゃんの耳許で囁く

亮｢！！丸…｣

驚いた顔をした亮ちゃんだったけど
怒りはしない

亮｢丸…今日丸の所…行く…｣

丸｢！！亮ちゃん？！｣

今度は俺が驚いた

亮｢あかん？｣

また上目遣いで聞いてくる

丸｢あかんくない！一緒に帰ろな？｣

亮ちゃんは嬉しそうに笑った

亮｢そろそろみんな戻ってくるな～丸ありがとう｣

そう言って俺から離れる亮ちゃん

チュッ

丸｢っ！｣

亮｢今のお礼♪｣

亮ちゃんはちょっといたずらっ子の
ような顔をして笑った

fin