僕はキミが好き (ページ19)

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安田side

何だかんだで少し場所を貸してもらうことにした
ちょうどまとまりかけていた所やったからかなり助かった

奥からは片付けをする音が聞こえる
何だか心地よい音で
スラスラと言葉がまとまる

安｢ふぅーわりといい感じやな～｣

大｢まとまりましたか？｣

安｢あっ、ありがとうございます。かなりいい感じになりました｣

大｢それなら良かったです。そうだ。甘いもの食べられますか？｣

安｢えっ？あっ食べられます｣

大｢それじゃあちょっと待っててくださいね｣

そう言うと彼は奥へ消えた
出てきたときはお皿の上に何かのっている

大｢これ、もしよければ僕が作ったんですけど｣

目の前に出されたのはイチゴのタルト

安｢これいいんですか？｣

大｢サービスです。頭をたくさん使ったときは甘いもの食べるとスッキリするやないですか？なのでもしよければ｣

彼はまたとびっきりの笑顔で言う

安｢あ、ありがとうございます。イチゴ大好きなんで嬉しいです｣

パクっ

安｢んっーうまぁ｣

俺は思わず彼を見た

大｢ふふっ、ありがとうございます。お口に合って良かったです｣