ノースキャンダル！ (ページ18)

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君はシンデレラガール1 ページ18

平野side

今日は雑誌の撮影。

順番でソロ撮影だから楽屋でのんびりしながら呼ばれるのを待ってると

廉「紫耀！！！！」

ものすごい勢いで楽屋の扉が開いた。

『びっくりしたー…。次俺？』

廉「いや！ちゃうねん！今なあ！！」

海「しろちゃーーーーーーん！！！！！！」

廉が何か俺に伝えようとしていたら、廉の後ろをありえない速さで海斗が通った。
今ので廉が何を伝えようとしてくれたかもう分かった気がする

廉「紫耀、あのなあ、」

『Aちゃんがスタジオにいるんだよね？！』

廉「当たり。ちなみに海斗は絶対城岩さんのとこ行ったでやから紫耀は…」

廉がなんか言ってたけど、Aちゃんが同じスタジオにいる事実だけ確認できた瞬間、身体が勝手に動いていた。
Aちゃんとはプライベートでも会ってるし、仲良くしてる、と思ってる。俺はアイドルでAちゃんは女優さんだから、仕事の現場が同じになることは、ほとんどない。まさか会えるなんて！今日はこれから頑張れるぞ！

海斗が走って行ったであろう方向を全力で走っていると、海斗に抱き潰されているAちゃんを見つけた。

『Aちゃーーーーん！！！！！』

「えっ？紫耀くん？！」

海斗の腕から一生懸命顔を出して俺の姿を確認しようとしているAちゃん。可愛い…けど！！！

『海斗！交代！！！』

海「えぇ～～～～～しろちゃん～～」

まだ離れたくない！と大型犬みたいにきゃんきゃん騒ぐ海斗を引き剥がしたとこで、ナイスタイミング！ソロ撮影は海斗の順番が来たらしく、大騒ぎしながらスタッフに連れて行かれた。