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【マルコ目線】
戦いの場に参加したがるAを、オヤジは絶対に許さなかった
もう何度目かの押し問答で、ついにAが諦めたかと思ったら、どうやらあいつは変な方向に勘違いした
ベイ「実戦あるのみって…まさか勝手に出てくる気?!」
ビスタ「Aのことだ、ありえるぞ」
ラクヨウ「ダッハッハッハッ、おもいきったなあいつも!」
マルコ「笑ってる場合じゃねえよい!」
それはまずい
まだ街のチンピラぐらいしか相手にしたことないAが、いきなり海賊とやり合えるはずがない
ジョズ「Aの行動力を舐めない方がいいですぜオヤジ」
ベイ「そうよ!あの子やるって決めたらとことんなんだから!」
2人がそう言うのもうなずける
Aは何に関しても突き詰める癖があって、文字を読む練習と本を渡せば、丸暗記するほど読み込むし
言葉遣いだってつい最近まで苦戦してたってのに、今じゃほとんどなおってる
そんなあいつが今度は戦闘だと?
冗談じゃない
マルコ「ど、どうすんだよい!オヤジ!」
白ひげ「あんのアホンダラ…」
流石のオヤジもこれには呆れ帰って頭を抱えるしかない始末
そりゃそうだ
白ひげ「ビスタ、Aに稽古をつけてやれ」
ビスタ「お安いご用だ」
白ひげ「お前が教えりゃちったぁ使いもんになるだろう」
ベイ「くれぐれも頼んだよビスタ…くれぐれもよ」
マルコ「でもあいつ確か見聞色が使えたよな」
口走ったが最後、ものすごい剣幕のベイに胸ぐらを掴まれる
ベイ「そのこと絶対に言っちゃダメよ!」
マルコ「な、なんでだよい!」
ベイ「あの子が完璧主義なの知ってるでしょ!?そんなの知ったら大怪我してでも習得しようとするわよ!」
確かに言われてみればそうだ
こりゃ口滑らさないよう気をつけねえと
Aに大怪我させるわけにゃいかねえからな

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作者名:桜 | 作成日時:2024年8月16日 19時