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並々ならぬ意気込みを持つ料理人に混ざり、新作コンペに参加しようとしているAと創真。
そんな二人にアベルが問う。
「お前たちにそれほどの覚悟はあるのか？」
それに対し、二人も強い意思を胸に真剣に応えた。
『これで採用されなければ、研修自体も合格できないんです。』
「それに…覚悟だとかそういうのはぜーんぶ、」
『「今から皿の上に置きますので！！」』
アベルとの間に、鋭い視線が衝突した。
するとその瞬間、厨房の扉が開き四宮が入ってきた。
「さぁ…時間だ、調理を始めろ」
それを合図に、一同は一斉に動き出した。
そして順調に作業を進めていると、創真がぽつりと呟いた。
「…ポワレ」
『ん？』
「本当にフランス料理の技法だったんだなーって思ってさ。」
『…うん。パパが教えてくれた"魚をパリッとさせる焼き方"…だね。』
「おう、やっぱ定食屋って奥が深いなー」
『ふふ、そうだね？』
今なら分かる。
親父が積み上げてきた事が……
パパは出会ってきた全ての経験、全ての文化、全ての技術、そして感動を……
親父が思い描く理想の定食屋としての技に集約させていったんだ。
それなら、私たちが今やるべきこと──
今までの俺たちを、ぶち破る──！！！
やがて、アベルたちの実食が終わり、残すは二人の料理のみ。
『「お待たせしました」』
「こ、これは！？」
「ウズラが丸々！！」
「幸平創真、一ノ宮A…この品は一体どんな…？」
「えっとですね、こいつは…」
『オムライスなんです！』
「は……っ？！」
ウズラ肉は、フランスやイタリアでは定番の食材である。
故に、見た目は文句なしにフランス料理であった。
それにもかかわらず、これがオムライスとは一体どういうことなのかとざわつく一同。
そんな彼らに創真はビシッと言い放つ。
「でもまぁ…味わってみて下さい！
これが…今の俺たちが出せる、最高のフレンチです！」
「…では、味わわせてもらおう」
すると四宮が率先してナイフを手にした。
「わ…私も食べます！」
それに続くように、日向子もパクっと口に運ぶ。
すると瞬時に、溢れ出る美味しさに包まれた。
「これは…！中から卵が？！それに、トマトリゾットも！
お…美味ひぃっ！とろぉり卵とうずら肉…そしてご飯が豪快に絡み合います！」
そんな日向子の反応が嬉しくてふっと微笑むと、Aたちはこの料理の説明をしていった。
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篠。(プロフ) - ゆかりさん» タクミくんもカッコいいですよね〜(*´ー｀*)後に活躍してもらいますね！！笑 (2019年9月17日 15時) (
レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 篠。さん» タクミくんとの絡みもきになるところです！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - ゆかりさん» これからオリジナル要素が濃くなるので、原作と流れは同じですが、表現の方法や原作に描かれていない場面の設定などによって、見え方が変わってくると思います！楽しんでいただけると嬉しいです(*´・∀・｀*) (2019年9月14日 19時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 原作と少し違うのが良いです！ (2019年9月13日 22時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - ゆかりさん» ふふ、気合い入れて頑張りまーす(*￣ー￣) (2019年9月8日 22時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠 | 作成日時：2019年6月15日 23時
