[ハイキュー]君に溺れる夏 (ページ45)

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最近、黒尾くんに勝手に物事を決められるのが多くなっている気がする

プール掃除もいつの間にか黒尾くんの計らいで決まってたし、

男バレの合宿も勝手に話が進んでいってる。

このままじゃ本当に合宿参加しなきゃいけないかもしれない

どうしよう....

一人屋上で考え込んでいると、

屋上の扉が静かにあいた。

「あれ、?瀬波さんじゃないですか」

「木瀬くん」

「こんなとこで何してるんですか?」

「木瀬くんは?」

「ここへくると瀬波さんと会える気がしまして、」

「え、なにそれ怖い...」

そこには図書館の主、木瀬くんがいた。

彼は私の横に座り込み、綺麗に体育座りをした。

私は彼なんて気にせず、膝に顔を埋めてまた頭を回転させた

「なに考えてるんですか?」

「何でもないです」

「僕のことですね?」

「違います」

何処からそんな考えが出てくるんだろう

私はさすがに近すぎる木瀬くんを見て、呆れのため息が出た

「木瀬くん近い」

「近づきたいので!」

「暑いです」

「胸熱(胸キュン)」

「木瀬くん、ヨーコちゃんは?」

「彼女ならサボっているはず」

「え、学校から出てるの?!」

「いえ、校内に居ますよ」

まあ見るからにやんちゃしている彼女なら
どこにいてもおかしくないけどね

私はそろそろ鐘がなると思い、立ち上がった

すると木瀬くんも立ち上がったので、

一緒に教室に向かった。