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「手は、大丈夫なのか？」
「それ聞くにしても遅すぎだからね？ていうか、残念そうな顔で聞かないでくれる？」
真緒が怪訝に答えると「そんな顔してない」とドラコは反論して「僕は重症だからな」と言った。
「何よ、昨日は平気だって言ってたじゃない」
「薬が切れたら痛むかもしれないとも言った」
「屁理屈ばっかり言うのはやめたら？大怪我して懲りたでしょ？」
真緒は呆れたように言った。
「何だよ、年下の癖に説教か？」
「別に。髪型が大人っぽくなったのに、中身が変わんないと意味ないと思っただけ」
「ーー気に入ったのか？」
真緒の言葉に、ドラコが神妙な顔で聞いてきた。
「気に入った？」と真緒が首を傾けて聞き返すと、ドラコは「だから、真緒はこの髪型が気に入ったのか？」と聞き返してきた。
「別にーーー知らない、大人っぽいと思っただけ」
「へえ」
ドラコは口角を上げた。
真緒の顔は赤くなっていて、ドラコから目をそらしてそっぽを向いている。
「真緒がそう言うなら、暫くはこの髪型にしておくよ」
ドラコが口角を上げたまま続けると、真緒は「勝手にしたら」と絶対にドラコを見まいとしながら返事をした。
fin.20
(おまけ)
「…やっぱり、そういうことなの？」
ボタンのくだりから一部始終を見せつけられたジニーとハーマイオニーは、うんざりしたように顔を見合わせた。
「まあ去年のバレンタインカードから考えても、そういうことよね」
「結構あからさまだしね」
「マルフォイの怪我を喜んでる場合じゃないわ…今こそ真緒の護衛団の出番なのに」
「怪我してるのに何で喜ぶような状況になるのよ、腹立つわ」
見舞いに持ってきた朝食を抱え、邪魔をしてやろうと乗り込むまで残り30秒ーーー
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エマ - ドラコが好きすぎます、、、これからも応援してます！ (2022年3月23日 17時) (
レス) id: 993b960046 (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - りの様)コメントありがとうございます！意地悪なところや不器用なところがありつつもカッコいいドラコを目指したいので嬉しいお言葉です。応援ありがとうございます、励みになります！ (2020年2月3日 0時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - はじめまして！めちゃくちゃマルフォイカッコいいです！応援してます (2020年2月2日 23時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2020年1月16日 23時
