14-1:王子様のバレンタインカード ページ3
�犒�に花を贈ろう。
僕はそろそろ、前みたいに君と話したい。
真緒もそうだろ？
水を与えれば、花は咲く��
花だの、水だの一体何なのだろうか。
謎のカードをどうすることも出来ずに、手帳に挟み込んでもうすぐ二ヶ月。
石にされる被害者がぱたりとやんでいたこともあり、校内には活気が戻ってきていた。
「やあ真緒、また一人かい？」
「これからハーマイオニーに会うの」
真緒がにっこり答えると「何だって」と嫌そうな表情を浮かべるドラコ。
「あんな穢ーー…頭でっかちのグレンジャーと勉強するより、僕の方が上手く教えられると思うけどねぇ」
�珮劼譴新讚瓩噺世錣譴訌阿某申錣�鋭い視線を送ると、言い直したドラコは鼻を鳴らす。
「そんなに勉強を教えたいなら、この休暇があけたら試験勉強を教えてよ」
今日で最後のイースター休暇があけると、いよいよ試験が近づいて来る。
「普段の勉強は困ってないから」と真緒は付け足す。
「僕が教えるからにはベスト10には入ってもらうからな」
「それはドラコの腕次第ね」
真緒はひらひらと手を振って図書館へ向かう。
ハーマイオニーとは、一緒に今回の事件を調べている。
ジニーがどのようにして関わっているのか、検討もつかないが、ここ最近は記憶がなくなることもなく、真緒は少し安心していた。
その日も夕食まで本を読んで、片付けている最中、真緒の手帳からひらりとカードが落ちた。
「あら、何か落ちたわーーー…これって…」
「ああっ！それっーーーー、見た？」
真緒の言葉にハーマイオニーが頷いた。
「…多分、形状変形呪文がかかってるわ」
「これに？」
「夕食に行きましょう、答えがわかるから」
ハーマイオニーにウインクされて、真緒は目をぱちくりしながら後を追った。
大広間には丁度ジニーとロンもいた。
「ハーマイオニー何するんだい？」
大きめのガラスのゴブレットに並々と水を注いだハーマイオニーをロンとジニーも不思議そうに見た。
「真緒が貰ったバレンタインカードよ」
「えー！真緒もカード貰ってたのかい？」
「ロンってば失礼ね！真緒は何枚も貰ってたわ！」
ジニーが心外だと言わんばかりに声を張る。
まだ夕食の早い時間で、人が少ないからよく通った。
真緒はちらちらと生徒の視線に晒され、思わずロンの陰に隠れた。
「さあ、真緒。カードをここに入れて頂戴」
「え、あ…うん」
真緒は手帳からカードを取り出した。
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エマ - ドラコが好きすぎます、、、これからも応援してます！ (2022年3月23日 17時) (
レス) id: 993b960046 (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - りの様)コメントありがとうございます！意地悪なところや不器用なところがありつつもカッコいいドラコを目指したいので嬉しいお言葉です。応援ありがとうございます、励みになります！ (2020年2月3日 0時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - はじめまして！めちゃくちゃマルフォイカッコいいです！応援してます (2020年2月2日 23時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2020年1月16日 23時
