10 ページ12
あの二人の様子からして発信器の存在には気付いたっぽいな
ただ何処にあるかまでは分かってなさそう
ふと自分の手が耳にいく
昔壊せないか自分の耳で試した事がある
結局正確な位置を特定出来なくて怪我して損した気分だった
ママに違和感を持たせない為にも、
その日の外で遊んでいたタイミングでわざと木から落ちた
あたかも耳の怪我はその時に負傷したと見せかけて
何年も前の話だから今は綺麗さっぱり消えてるけどね
『!いない…』
イ「どうしたのA?」
『あ、ううん
さっきまであそこで本読んでたレイがいないな〜って
先に部屋に戻ったのかな?』
ママはじっと木を見つめていて例の時計を出した
ママが発信器を確認している間に森へと視線を移す
いつもレイはあの木の下で読書している
多分森の中で話し合ってるエマとノーマンに接触しに行ったな
でもこれで脱獄を図る子供は“4人”になった
3人の間違いだって?
ふふ、私はあの子達がそうすると決めたなら陰から支えるよ
皆大事な家族だもの
真選組の皆と一緒位大切な人達だから守らなきゃ
エマと同じでもうこれ以上犠牲者を出したくないという想いがある
ただし現実主義のレイはきっと反対するだろう
全員で脱走は無茶、3人で逃げようと言うに違いない
・
・
・
レ「あの馬鹿何とかしろ!無茶苦茶だ!」
ノ「ねー本当!でも良かった元気で☆」
レ「じゃなくて!!止めろよ!死ぬぞお前ら二人共!!
お前は
ノ「エマが…泣いたんだ
普段めったに泣かない子なのに
怖いから泣いてるんだと思った
僕も怖かったから…でも違ったんだ
僕は自分が死ぬのが怖かった…けどエマは家族が死ぬのが怖くて泣いていたんだ
凄いよね……あの状況で何かを守ろうと考えられるんだ」
レ「でも正しくない!!泥船だぞ!
…ぶっちゃけ4人だろ…4人なら逃げられる!
お前は正しい、自分を恥じるな
情で判断をねじ曲げるなノーマン!!」
ノ「違うよレイ、僕も泥船を作りたいんだ」
レ「……は…何でだよ
もっと冷静で…いつだって
ノ「好きだから
好きだからエマには笑っていてほしいんだ
それから、Aも」
324人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
風蘭doll(プロフ) - 雪/neigerさん» ありがとうございます!個人的にオジサン登場回を書くのが楽しみです(о´∀`о) (2021年3月19日 19時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
雪/neiger - おぉ!続編来た!これからも変わらず応援させて頂きます!!脱獄後が楽しみです! (2021年3月19日 18時) (レス) id: ea2b900886 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 中々笑わない人を笑わせた時の達成感(`・ω・´)家の中で走り回って遊んでたら勢い余って障子に突っ込んだという実話からですw (2021年3月19日 9時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
雪/neiger - 風蘭dollさん» まさかの実話から来ていたw姉のツボ攻略出来たの凄いですw中々笑わないのでw (2021年3月19日 9時) (レス) id: ea2b900886 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 雪/neigerさん» よっしゃお姉ちゃんのツボを攻略した← この時たまたま幼少期に障子を物理的に破ったの思い出して書いたんです笑 (2021年3月18日 17時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2021年2月21日 23時