捻れたセカイの歌姫【ツイステ】【プロセカ】

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何か出そうな雰囲気だなと思った矢先だった


突然目の前に白い何かが浮かび上がった



『っ！？』


「ひひひひ……イッヒヒヒヒ……」


「久しぶりのお客様だあ〜……」


「腕が鳴るぜぇ〜」


「イーッヒッヒッヒ！」


『きゃあああっ！！？』



見間違いじゃなかった


あれは正真正銘本物のお化け、しかも3体もいる


私って幽霊がこんなハッキリと見える程霊感強かったの！？



グ「何を大騒ぎしてん……


ギャーーーーーー！！！


おおお……お化けえええええ！！！」



何でモンスターのアンタまで怖がってんのよ…


グリムの反応からしてお化けがいるのは当たり前ではないんだな


つまり普通じゃないからかなりヤバい状況って事は把握した



ゴーストB「ここに住んでた奴らは俺達を怖がってみーんな出て行っちまった」


ゴーストC「俺達ずっと新しいゴースト仲間を探してたんだ


お前さん、どうだい？」


『は……わ、私……！？』



ヤバい、ロックオンされた


ゴースト仲間って事はつまり殺されるって事でしょ？


いやいや洒落になんないから！


道理でここが廃墟になってる訳だ



グ「うううっ、ううーーっ！


大魔法士グリム様はお化けなんか怖くないんだゾ！！


ふんな”〜〜〜〜〜〜っ！！」



今までガタガタ震えながら黙ってたグリムが強がって炎を幽霊に向けて噴射した


だけど全部避けられてこのままでは火事になってしまう


学園長の厚意で借りた寮を消し炭に変えるのはまずい


あのバカを止めなきゃ



『ちょっと！怖いならじっとしてて！


目閉じたまま無闇に火吹かないで』


グ「うるせーっ！


オレ様に指図するんじゃねーんだゾ！」



駄目だ、言う事を聞く気配がない


こうなったらコイツの興味を引くような事を……


あ、そうだ



『追い払えば学園長を見返せるかも』


グ「なぬっ……！？


ぐぬぬ、オ、オレ様は天才なんだゾ


こんなヤツら一人でも……」


「「「いーっひっひっひ！」」」


グ「オマエらたくさんいて卑怯だゾ〜！」


『ふーん？天才がそんな弱音吐いて良いの？


せっかく今ならツナ缶もつけてあげようと思ったのに』


グ「ぐぬぬ〜〜っ……


オイ、オマエ！お化けがどこにいるかオレ様に教えるんだゾ！」


『そうこなくっちゃね


…左から出てきたよ』



グリムが指示通り左に向けて炎を吹くと明らかに幽霊達はダメージを受けていた


よし、この調子

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