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『(これはちょっと、流石にしんどいかも)』
父の技術はちゃんと再現出来ているつもりだ。なのに、周りから言われる言葉は今日も変わらなかった。
Aが担当するのは主にスタプロ内の経験が少ない新人アイドルだ。
だから、少しでも話題を作って売れたいという気持ちは凄くわかる。けど、こうも多数の人達から同じように扱われるのはわりと消耗した。
『(先輩に勧められてES内のレストラン来てみたものの注文の仕方わかんないし……ううう、最近嫌なことばっかり！明日あたり偶然英智さんと会えたりする予兆？！)』
半分ポジティブな妄想をしつつ半分怒りに任せスマホの画面を連打していると、突然画面が真っ赤になった。
『うわッ！？なにこのスマホ、不良品かな……』
「いやどう考えてもお客さんが何も頼んでないのにDoS攻撃の如く支払いボタン押しまくるからエラーが起きたんすよ！！」
いつもと同じ怒声なのに、いつもよりどこか暖かい。
そう思って振り返れば、そこにはここの店員らしき青年が。
「今日は君しかお客さんがいなかったから良かったものの……もしかして、オーダー方法わかんない？」
『ううう……はい。育った国にはこんなのなかったから……』
「育った国……？ああ、君も異文化圏出身すか」
恥を忍んでそう告げれば、青年はどこか納得したように笑った。
ひとまず、この青年は自分を攻撃してきそうにないことに安心する。
「なら仕方な……くはないな。今度からはわかんない時は僕とか他の人とかに聞くんすよ〜。で、何を頼みたいんすか？」
『えっとじゃあ、ホットココアを』
Aがそう言えば、青年は慣れた手つきでスマホを操作する。
「それなら生クリームとか追加できるっすけどどうします？」
『あ、はい！お願いします！』
「はは、急に元気になった。やっぱり女の子は甘いもの好きっすよね〜」
厨房の奥へと行ってしまった青年の背中を見て、自分がいつの間にかだいぶリラックスしていたことに気づく。
“他人に警戒心を抱かせない人間”というのは一定数いるもので、彼はきっとそれなんだろう。
＊
「お待ちどうさまっす〜」
しばらくして、青年が運んできたのは生クリームとチョコソースたっぷりのホットココア……と、小さめのカップケーキ。
『あの、これ頼んでないです』
「ん？ああこれ。僕からのサービスっす！初回特典みたいな？」
今日は店長もいないし、と青年はいたずらっ子のように笑う。
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紅鮭@くじら(プロフ) - 塩おにぎりさん» わ〜い！まじですか女の好みが合いますね！！！文字制限かかるほどの感想本っ当嬉しいです( ･ ･̥ )♡今月中には続編に移行する予定なのでそちらもよろしくお願いします！！ (2022年8月21日 19時) (
レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
塩おにぎり - あ〜、好きだぁ！敬人ぉ！英智ぃ！星見ちゃあん！！ってなりましました。星見ちゃん可愛い。あぁいう性格の子大好物です。ハラハラドキドキニヤニヤしながら見てます。文章もすごく好きです！更新頑張ってください！まだまだ言いたいことあるのに文字数が…… (2022年8月21日 15時) (レス) @page48 id: 783bc2bad6 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭@くじら(プロフ) - 瑞花さん» 物書きとしてこれ以上ないほど嬉しいコメントありがとうございます！！なんかもうこっちが泣きそうです(；；)瑞花さんの期待に応えられるよう頑張ります！！ (2022年8月13日 10時) (レス) @page38 id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
瑞花 - うわあああなんか辛い…2人とも（あんずと夢主）辛いんですが…涙なしに見れないんですが……えぇ、ちょ、…ええええ（動揺）これからいい方向に進んでいくことを願う…ううううう更新頑張ってくださいっ…！！（涙ボロボロ） (2022年8月13日 0時) (レス) @page38 id: ffe19b4490 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭@くじら(プロフ) - 結さん» マヨさんはどうしても夢主とエンカさせたかったから出しましたwマヨさんいいですよねわかります……！嬉しいコメントありがとうございます！！ (2022年7月20日 22時) (レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
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