隣の君は。

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次の日、
私は部活に行かなかった。


永瀬からLINEがきてたけど
それも既読無視してしまった。




平野くんとも、岸とも、
ギクシャクしてしまって
合わせる顔がなかったから。

時間が経てば経つほど
避けてしまうのは分かってたけど。




『 逃げちゃった… 』


萌「 いーや！
それはどう考えても向こうが悪いよ！ 」



何でも話せる1番の親友、桐島萌奈。

今日は部活をサボって
彼女の家にお邪魔している。




萌「 平野は、Aの気持ちも知らないで
ひどいこと言うし、

岸は、Aの気持ち知ってて
掻き乱すようなことするし、

2人とも最低だよ！ 」



私に抱きついてきた萌奈は
頬をぷくって膨らませてて可愛い。





そんな、萌奈に慰めてもらっていた時、
既読無視していた永瀬から
ついに電話が掛かってきてしまった。


『 ごめん、電話出るね 』




さすがに無断なのも申し訳なくなって
一旦部屋から出て通話ボタンを押したら…





紫「 Aちゃん！？
今どこにいるの！？ 」


電話の相手は、永瀬じゃなくて
平野くんだった。



焦ったような勢いで
私の名前を叫んでるけど、

私は全然状況に追いつけなくて。




無言を貫く私に、通話は切れてしまった。

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