【wrwrd!】最強少女の学園生活

17話　黒い甘党不審者 ページ20

もっきゅもっきゅ



？「･･･」



もっきゅもっきゅ



『･･･』


えーっと･･･途中で変なゴミが話しかけてきたが何とか無事に着くまでは良かったんだけど･･･

混み合ってて相席になり、黒いコートを羽織った明らかに不審者な感じの人が今目の前に。
可愛い少女だったら泣いてたよ。

てか何この音。どう食べたらそんな音出るの。


？「･･･」

『･･･』


うわぁ･･･めっちゃ見てくる･･･


『･･･何ですか』

？「それ美味そうだな」

『そうですね』

？「どこにあった？」

『あっちです』


すぐ行ったぞあの人。

あ、戻って来た。


？「もう無かった･･･」


明らかに落ち込んでる。
うーん･･･あげるか？
多分この人スイーツ好きだろうから、同じスイーツ好き同士としてあげてやるよ。


『あの、よければどうぞ』

？「本当か！？」

『はい。まだ食べていないので、そこのところは安心してください』

？「感謝するゾ！」


そう言って手を掴んで振ってくる。
あー手が取れるー。


？「名前を教えてくれ」

『知らない人に言わないのが常識でしょう。それと自分から名乗ってください』

？「ん？俺のこと知らないのか？」

『初対面に対してそれ聞きます？』


するとその人特有のバリトンボイスがくつくつと笑う。


？「そうだな･･･今は言わないでおく」


何だそれ。


？「そのうち分かるだろうからな」

『あ、そうですか･･･』


ほんと何なんだこの不審者は･･･





・





・





・





？「･･･ロボロ」

rbr《ん？どないしたん？》

？「調べてほしいやつが居るんだが＿＿」

18話　入室と水と時々呼び出し→←16話　雰囲気急変少女(ut side)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す