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５人が戻って来るまでジュースを飲みながら歓談していたら。
「ねぇねぇ、お姉さん達何してるの？」
ちょっとチャラそうな男子高生に声を掛けられた。
進学校にもチャラいのいるんだなぁ。
「喋ってるだけやで」
こう言う時は口の上手い康に任せるに限る。
「お姉さん関西系？美人なのにギャップあっていいね」
若い子に美人と褒められて康も満更でもなさそうに笑う。
「こっちのお姉さんもめっちゃ美人じゃね？俺タイプかも」
まあ、確かに黙ってれば辰美は美人なんだよね…黙ってれば。
「あら、若いのに上手い事言うわね〜」
ふふふと笑う辰美に男子高生の顔が若干引き攣ったような気がしたけど黙っておこう。
「ねえ、君は同級位？可愛いね」
私の顔を覗き込みながら言う男子高生。
「そんなに若く見える？」
微笑みながら言えば男子高生の頬がちょっと赤くなった。
「若いと言われて喜ぶのはおばさんの始まりよ」
ボソっと言う辰美を軽く睨んでおく。
「話してるだけならさ、俺等と文化祭回らない？」
「ごめんな〜待ちあわせしてん」
「え〜いいじゃ…」
断る康に尚も言い寄る男子高生の上に影が差した。
「人の妻に手出す覚悟出来てんだろうな？」
康を引き寄せ胸元にキツく抱き締めながら、いつも以上に低くていい声で男子高生を威嚇するのは翔太くんを肩車しためめだった。
「ひっ…」
その迫力に後ずさりした男子高生をラウちゃんを抱っこした照が遮る。
「声かけるならちゃんと指輪位確認しろよ」
上から冷めた眼差しを向けられた男子高生がちょっと可哀相に思える位の迫力。
その腕の中ではラウちゃんも威嚇してる。
あれ？そういえば舘世は？
「全く…文化祭だからってハメ外し過ぎるのは良くないよね」
『え!?姫セン!?』
照の背後から舘世を抱っこした亮平くんが姿を現した。
「亮平くん！」
「丁度照達に会ってね」
そう言いながら亮平くんは私の肩を抱き寄せる。
「俺の奥さんナンパするなんていい度胸してるよね」
ニッコリ笑う亮平くんの雰囲気に押されたのか男子高生達は謝りながら慌ててこの場から走り去った。
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氷那(プロフ) - 柑橘さん» 少しでも面白く思ってくださって良かったです！宜しければまた読みに来てくださると嬉しいです(^^) (2022年6月19日 3時) (
レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - すみません！！私の無理なお願いを聞いてもらって！でも、面白かっです！！ありがとうございます！！ (2022年6月18日 6時) (レス) id: 0e4755acad (このIDを非表示/違反報告)
氷那(プロフ) - 柑橘さん» 柑橘様、今晩はです。リクエストの誘拐の話をアップさせて頂きました。かなりご期待に添えていない可能性が高いです…私の力量不足です、すみません。 少しでもお気に召す箇所があれば幸いです。 (2022年6月18日 3時) (レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
氷那(プロフ) - 柑橘さん» 柑橘様、今晩はです。 感想ありがとうございます、楽しんで頂けたようで良かったです。 私もふっかさん受け大好きなので素能町物語もサブ置き場の方でも更新して行く予定ですので、宜しければまた読みに来て頂けましたら嬉しいです！ (2022年6月16日 2時) (レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - 楽しく読めました！！面白かったです！私は、ふっかさん受けが好きなので、ふっかさん受けを更新してくれることを願って、更新待ってます！！ (2022年6月14日 22時) (レス) id: 0e4755acad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷那 | 作成日時：2022年5月14日 4時
