いのちゃん4 ページ10
side cn
マネージャーに乗せてもらっていのちゃんちに着いた
うん、気まずい
伊「んと、なんか食べる、、、? わけないよね(笑) お話しよっか」
「そうだね。」
・・・・・・・
どうしよう何から話せばいいんだっけ
せっかく車の中で考えていたシナリオもすっかり吹っ飛んでしまい役立たず
伊「知 念。なにが一番知りたいの。」
いちばん 知りたいもの、、、?
なんだろう
「りょ、りょう…… 」
ああっっ 思わずいのちゃんの顔を見上げてしまった
なんでいま、涼 介って言いそうになったの僕?
だめじゃんね、それじゃいのちゃんも嫌な気持ちになるよね
「まず、ごめんね。ぼく自分のことしか考えてなかった。
うまくまとめらんないけど、話したいこと、聞きたいこと、聞いてほしいこと
全部話しちゃってもいいかな?」
こんなにメンバーに対して素直に心の内を話したことなかったかもしれない
いっつもかわいがられて、ふわふわしてて、緊張なんてしたことなかった
「まずね、ぼくは15歳の時に第二の性について、お医者さんと話をすることがあったの。
それで、いろんな話を聞いて、自分のことを知ろうと思って勉強もしたの。」
いのちゃんの表情は変わらない。
ここで、内容について尋ねてこないあたり予想の範囲内、なのかな
「それで僕はαだったんだけど、体の状態と知識とでは合わない部分が何個かあって…」
伊「で、それがどうしたのさ
実はαじゃないのかなみたいな話ならお医者さんのとこ行ってきなよ
本題は?俺なんか迷惑かけた?」
っっ――――――――――――
そんな意地悪に見えるのかな 落ち込む
「なんで、、違うよ
僕はいのちゃんのフェロモンにはあてられないから大丈夫だよ。」
伊「いのちゃんのってなに・・・言ったことないよね」
怯えた表情になるいのちゃん
でもそのまんま話を進めてしまう
「それでね、僕さたぶんフェロモンが漂っててもわりと理性効いて冷静な思考のままでいられるみたいなんだよね。あ、ちゃんと香りはわかるよ?多分他の人の何倍も。」
だんだんと表情が曇っていく、困惑という言葉が正しいのかはわからないけど
「Ωの香りはいつだってわかる。通りすがりでもね。
それで、いのちゃんのもわかっちゃってさ、ごめんね。
ほんとは本人から話してもらうまで聞くべきじゃないと思うんだけど、
昨日香りが気になって、それでこう、、、いろいろわかっちゃったから…」
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作者名:princes77599687 | 作成日時:2020年9月28日 19時