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you side



それからお父様と土井先生、
私と利吉くんの四人で席について
利吉くんは主に私のことを話していた。


大幅に軌道がずれたときは、軌道修正のために叫んだ。



しかし、私のことよく知っているなぁ。
私は利吉くんのこと、全然知らないのに。





土井「なるほど!プロのくの一なんですね」



『実力はミジンコです』



利吉「いえいえ、カブトムシですよ」



『何なの一体。いや、それより私、』




今日はこうして食堂へ定食を食べに来たこと、
その定食が大好きなことを話した。




山田「それならいつでも来てください」



『良いんですか?ありがとうございます!』



土井「えぇ。利吉くんのご友人なんですから」




お父様と土井先生、とっても優しい……!!
有難く通わせてもらおう!




利吉「ちょっと待ってください、土井先生」



土井「……え?どうしたんだい?」




急に利吉くんが強い口調で言った。




利吉「Aさんは友人ではありません。
  スィートハニーとスィートダー………」



『知り合いですぅ!!』




まずいまずい。
こんな私と利吉くんがそういう関係って、
お父様が勘違いしてしまったらどうするの。




利吉「どうしてですかAさん。
  さっきだってふかふかの布団で一緒に寝て、
  "あ、起きた?"なんて言ってくれたのに」



『ちょっと、ねつ造やめてよ妄想が過ぎるよ』




お父様の方をちらっと見ると、
ほら……なんとも言えない表情してる。




山田「すみません、Aさん……
  うちの息子がご迷惑を……」




ほらぁ!なんか気を遣わせてしまってる。




『いっ、いいえいいえ!』




胸の前でブンブンと手を振った。

お父様の隣では土井先生が楽しそうに笑っている。




土井「てっきり利吉くんとAさんが
  恋仲なのかと思いましたよ、あっはっは」



『そそそ、そんなわけ』




そんなわけ、そんなわけない。




だって、だって、





『私………好きな人、いますから!!』




利吉「わかっていますよ、私でしょう」





私は利吉くんの言葉に、ふるふると首を振った。










『……違う。ずっと想ってる人がいるの』

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設定タグ:忍たま , 山田利吉 , RKRN   
作品ジャンル:恋愛
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はな(プロフ) - でん太郎さん» お返事遅くなりました!利吉さんどんどん変になっていきますどうしよう笑"大好きだなんて!ありがとうございます!とっても嬉しいです!のろのろ更新ですが頑張りますね。コメントありがとうございます❤️ (2022年7月31日 9時) (レス) @page42 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
でん太郎(プロフ) - 利吉さんがギャグ枠になってるのがツボすぎて、大好きです…😭ここで他の作品のことをお伝えするのもアレかとは思いますが、全作品、構成も夢主も、文章もとても大好きです、これからもずっと応援しています🙇‍♀️ (2022年7月13日 22時) (レス) @page9 id: 1487e65024 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 青野ゆあんさん» ありがとうございます!ちょっと変わった利吉さんに挑戦です〜更新頑張りますので、引き続き読んで貰えたら嬉しいです。コメントありがとうございます! (2021年12月25日 22時) (レス) @page12 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
青野ゆあん(プロフ) - 好き,,,めっちゃ好き,,, (2021年12月19日 23時) (レス) @page4 id: a96dc153b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2021年12月19日 1時

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