誤解 ページ3
え〜、こちら現場の福本です。聞こえますか？メンバーの皆さん。
10分間ただひたすらギャグやらされて、終いには飽きたと...
大阪のロケでもここまでキツないわ。
ほんまに聞こえてんならはよ戻って来て...
絶対届かないと思いつつも心の中でそう叫ぶ。
そんな届きもしない叫びが届いたかのように、スタジオの扉が開く音がした。
期待を込めてバッと振り向くと、コンビニの袋を手に提げた誠也くんが俺とまっさんを見るなりピタリと動きを止めた。
末「...え？...大晴、それ...隠しg...」
福「違う違う違う！！！」
そうきたか。
末「いや、別におるんやったら隠さんくっても...俺らもファンの人に一緒に伝えたるし...」
福「だからちゃいますから！」
ニヤニヤしてる誠也くん、呑気か。どっからどう見ても似てへんやろ。
きっと全くこの少年が正門やとは思ってない。まぁ、当たり前やけど。
当のまっさんは、突如現れた誠也くんに人見知りしとるのか、俺のシャツの裾を掴んで隠れてしまった。
末「はじめまして。僕、名前なんていうの？」
少し腰を屈めて優しい声色でまっさんに問い掛ける誠也くんと、それに後退るまっさん。
わかるよ、誠也くんて怖いもんな。
ビビってるまっさんに負けじと、優しく歩み寄ろうとする誠也くん。目が怖いんよな。絶対言わんけど。
正「よしのり...」
圧に負けたのか、ぼそっと名前を呟く。
末「ん？」
正「よしのり...！」
誠也くんの表情が固まった。というか、全てが止まった。
末「...なぁ、大晴」
福「はい」
末「正門どこおんねん」
福「ここにおりますね」
末「ふざけとん？」
福「バカ真面目に答えとるんで俺も困ってるんすよね」
あ、またフリーズした。
末「...はぁ！？」
この日一番のハイトーンボイスがスタジオ内に響き渡った。
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美月(プロフ) - みこさん» 読んで頂きありがとうございます！とにかく正門くんの幼少姿と、それに翻弄される大晴くんが見たくて書いちゃいました🤣完結までとても長い道のりですが、お付き合い頂けると幸いです♡ (2022年9月29日 20時) (
レス) id: 62d7de10ca (このIDを非表示/違反報告)
みこ - お話めっちゃ可愛いくて好きです！！ちっさいまさかどくん可愛いです♡♡ (2022年9月28日 21時) (レス) @page3 id: a2c0baccb9 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 湯草さん» すみません！気付きませんでした...修正致しました。ありがとうございます！ (2022年9月28日 12時) (レス) id: 62d7de10ca (このIDを非表示/違反報告)
湯草(プロフ) - おりふら立ってますよ (2022年9月27日 20時) (レス) id: b6be8fe32c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2022年9月26日 20時
