トガヒミコの妹は爆豪の彼女だった。【爆豪勝己】 (ページ4)

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彼氏３ページ4

『…勝己そんなに私がお姉ちゃんと会うの嫌？』

爆豪「嫌に決まってンだろ敵だぞ！」

『大丈夫。なんかあったら連絡するから。』

と言って私は後ろを向き、勝己をギュッと抱き締めた。

勝己は私の頭を軽く撫でて、優しく額にキスを落とした。

爆豪「絶対ちゃんと帰ってこいよ。」

『約束する。』

───────

爆豪「おら、髪乾いたぞ。」

『ありがと。じゃあ私部屋戻るね。』

爆豪「あ”？帰さねェよ？」

勝己は手を握ったまま離さない。

『帰らないと勝己寝れないでしょ。』

爆豪「ンな訳ねェだろ。A今日ここ泊まれ。」

『迷惑じゃないのなら…………』

『私どこで寝ればいいの？雑魚寝？』

勝己はベッドを指差した。

『勝己寝る場所無くなるよ。』

爆豪「俺もここで寝る。」

『はい？』

『あなた男子高校生ですよ？』

『自分が何言ってるのか分かってらっしゃる？』

爆豪「わーっとるわ。」

勝己はベッドの壁側に寝転がって、

隣の空いてる場所をポンポンと叩いた。

私の体は吸い寄せられるようにそこに向かう。

爆豪「A、俺が叩いたところに来るの癖になってるだろ」

『いーの！寝る！おやすみ！』

ニトロの甘い香りのするベッドに寝転がる。

すると後ろから私の腰に腕が巻き付いてきた。

爆豪「こっち向いて寝ろよ」

『やだ。寝れない。』

爆豪「チッ」

勝己は私の肩をもって、回して私の向きを変えた。

その瞬間に、甘いニトロの香りが強くなった。

目の前には厚い胸板がある。

『ん”ッ！？』

爆豪「寝る。」

え──────────────！？

結局この日は眠れなかった。