episode40 ページ40
「…え、いいの…？」
『ジョンハンの時とやけに反応違うじゃん。』
「…」
透明な袋で包装されていたのは、黒のレースで作られたリボン型のバレッタ。
こんな女の子らしいもの貰えると思わなかった…
『Aちゃん、綺麗な髪してるから似合うと思って』
「…ありがとう。」
どうしてホンくんの前だと照れくさいのだろうか
本当に嬉しいと何の感情も無くなってしまう
ホンくんからのプレゼントなんて何でも嬉しい
彼の手から渡されたものだったら本当に嬉しいから困る
どんな気持ちで選んでくれたんだろう
私に何が似合うかってアクセサリーショップで選んでくれたのか
『…Aちゃん、写真撮らない？』
「え？」
『そういえば撮ったことないなーって思って』
自分の頬を叩きたい、これは夢なのか？
ホンくんが私と写真撮ってくれる？一枚いくら？
一枚だけ撮った写真
いつもみたいにホシやミンギュたちと撮る写真に写る自分とは違う
ホンくんもバカみたいな笑い方しない、微笑んで慣れた角度で写真を撮る
私はぎこちない笑みを浮かべている
後で送ると言われたその写真が彼のスマホにあるだけで幸せだ
ガコンッ
オレンジジュースと缶コーヒーを買い、戻るとホシが早速からかってきた
ホシ:おーー！ジスのカーディガンじゃん！
『薄着だったから貸したんだよ』
からかわれて笑うホンくん
本気にする私
ホンくん、私やっぱりホンくんが好きだよ
言えたらいいのに
どれだけ楽なんだろう
ホシと話すホンくんをぼーっと眺めていたら目が合ってしまった
『？』
何も言わず笑う彼がどうしようもなく可愛くて、素敵で
独り占めしたいなんて単純な発想が浮かんでしまった
・
・
ハニ:はー死ぬほど食った
ユキ:ミンギュくんの料理美味しかったね〜
『…』
ユキ:ジス、どした？
『……』
あの時
何で僕、イラッとしたんだろう
別に彼女が炭酸飲めないなんてホシたちも知ってる
彼女の好きな人がウォヌじゃないことも知ってる
『…』
可愛いって思ったんだと思う
僕のサイズのカーディガンがぶかぶかなAちゃん見て
可愛いって思った
ジョンハンのこと好きじゃないって分かってホッとしたんだと思う
『…ねえ、ユキ』
ユキ:んー？
…僕、いつからこんなあの子のことばかり考えるようになったんだろう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 211人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キキ - とても面白くて一気の読んじゃいました！続き楽しみにしてます^ ^ (2019年12月14日 17時) (
レス) id: b5b68b1f48 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - ホンくんの自分の気持ちに気づいた時の男らしい告白を楽しみに待ってます！でも、この2人の気持ちが重なるまでにある色々な出来事、それもまた楽しみです。ね、剛田ジョンハニ^_^更新を楽しみに待っています！頑張ってください^_^ (2019年11月25日 23時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
strawberry(プロフ) - いつも見てます！主人公ちゃんが中学校の時好きだった人で、btsのホソクさんはどうでしょう(o^^o)これからも更新頑張ってください！ (2019年11月23日 22時) (レス) id: b15d1f6763 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やっこちゃん
| 作成日時：2019年11月5日 23時
