episode20 ページ20
ガチャッ
“あら、ここのケーキ美味しいわよね〜食べないの?”
「…お父さんと食べて。」
・
・
『うん、ごめん。もう着くから。ユキの好きなタルトケーキだよ』
ユキちゃんのことが嫌いなわけじゃない
誰からも愛されていて
ホンくんから大切にされていて
…好きな人の大切な人を好きになるのは難しい
嫌いなわけじゃない
その言葉はあまりにも便利すぎる
『じゃあ、またね。』
「…うん。」
夏休み
約束もせずにホンくんに会えただけ幸せなんだ、私は
花火大会に誘うなんて出来なくても
友達かも分からないクラスメイトAの私なんてそれぐらいで十分幸せだ。
あの子に憧れるなんておこがましい。
・
・
ハニ:ジス、ジス聞いてんのか?
『…あ、どしたの?』
ハニ:俺バイト長引きそうだから先に始めといていいから
『うん、わかった』
僕らはずっと3人でいた。
小学校から一緒で、3人とも親が共働きだから誕生日はいつも3人で過ごしている
学校も当たり前のように同じところへ進学した
中学の頃もユキ以外に仲良い女の子はいた。
話が合ったり面白い子もいたけど
その度に2人といる時間と比較してしまう
でも、彼女はどこか違う
一緒に居ても距離が縮まることはない
ホシたちといる時はあんなに笑顔なのに
僕といると別人のように話さなくなって
ウォヌに見せるあの笑顔
僕はまだ見たことない
『なんて送ればいいのかな…』
彼女から聞いたカトクは未だに何も送れない
あまり表に出さないだけで彼女はかなりの映画マニアだと思う
かなりマイナーな映画を知っていたからオススメの映画でも教えてもらおうと思った
だけど僕の映画の好みを伝えているわけでもない
わざわざ星の数ほどある作品の中から聞いて探してもらうのは申し訳ない
それに…
チョンウォヌと親しく話していたけど
あの2人はあれ以上の関係にならないのか
ホシからウォヌが映画館でアルバイトをしているから
彼も映画好きに違いない、そして映画仲間は彼で十分なのかもしれない
友達かと言われたらそうだけど
まるで僕の一方通行みたいで
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キキ - とても面白くて一気の読んじゃいました!続き楽しみにしてます^ ^ (2019年12月14日 17時) (レス) id: b5b68b1f48 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - ホンくんの自分の気持ちに気づいた時の男らしい告白を楽しみに待ってます!でも、この2人の気持ちが重なるまでにある色々な出来事、それもまた楽しみです。ね、剛田ジョンハニ^_^更新を楽しみに待っています!頑張ってください^_^ (2019年11月25日 23時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
strawberry(プロフ) - いつも見てます!主人公ちゃんが中学校の時好きだった人で、btsのホソクさんはどうでしょう(o^^o)これからも更新頑張ってください! (2019年11月23日 22時) (レス) id: b15d1f6763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やっこちゃん | 作成日時:2019年11月5日 23時