スターラブレイション 【吉沢亮】

episode13 ページ13

「…は？」

今、こいつなんて？
私を綺麗にする？


「そういうのいいから。」
『は？』
「いい、本当に。あなたみたいな人に頼りたくない」


バサッ


起き上がり、病室を出ようとした時
足元がふらついた


『ほら』
「…」

ふらついたところに手を伸ばしてくる
なんだ、なんだこいつ


『知り合いにジム通ってる人いるから、そこ通え。そんで飯食って力つけろ』
「ねえ、何様なの？」
『吉沢亮様だろ』



そんな様知りまっせーーーん！！！


『お前がこんな状態でまたドラマに支障きたされたら溜まったもんじゃねえよ』


MG:正論ですね〜
「マネージャーまで…」
MG:この際吉沢さんに任せなって！



…
体力的にも権力的にも私に選択肢は無い

現にこいつの好感度は爆発的にデカイ
素直にYesと言うべきなのか



「…よ、よろしくお願いします…」




・



・


環奈:え、待って。展開についていけない
「ごもっともです」


点滴を打って帰ると、環奈ちゃんが家の前で待っていた
その為家にあげました


環奈:だって吉沢さんでしょ？あの人そんなこと言うんだ〜


共演経験が二度ある環奈ちゃんは不思議そうに目を見開いて頷いていた


環奈:てことは？ユリちゃんご飯食べれるの⁉
「…食べろって言われたけどさー」
環奈:任せろ任せろ〜何の為に材料買ってきたと思ってるのー


ニコニコしながら買ってきた材料をキッチンに広げて何か作り始めた

いやー、絵になるなぁ


・



吉沢に言われたこと。


外食する時は連絡しろ
出来るだけ日常的に身体を動かせ
なるべく食事は手作りで作れ


…最後のあれは意味わからん



「"他人と自分を比べるな"…」



大体何様だよ本当に。



ジューッ…



「いい匂いする…」
環奈:サバの味噌煮だよ〜ユリちゃんの大好物〜



環奈ちゃん…
本当私もこんな娘欲しかったよ…。


環奈:まあ私も太った時があるし。悩みはみーんなあるもんだよ？


「…そうなんだね…」





吉沢亮
最低最悪の再会であった。

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