空飛ぶ箒で _03 ページ19
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you side
そこからはよくわからなかった。
なんとかバランスを元に戻そうとしたが、結局、落ちたらしい。
うう、右肩から着地したからかな、右肩が痛い。ネビルは、と言うと、手をついて落ちたらしい。手首を抑えていた。
自分とネビルを呼ぶ声が聞こえる。
「みんなどいて！Miss.スネイプ、起きれますか？」
『っ、なんとか…』
起きれるけど、頭がぐわんぐわんする。フーチ先生はわたしの様子を確認すると、次はネビルを起こして怪我の容態を確認している様子だった。
「A！大丈夫か？！」
そう駆けつけてくれたのはドラコと、その後ろにミリセントとダフネ。心配そうにこちらを見ている。
『うん。大丈夫だよ』
「心臓が止まるかと…」
『ごめんね、ありがとう』
「クィレル先生！ちょうどいい所に！！」
フーチ先生が声をかけたのは、驚いた様子でこちらを見ていたクィレル先生だった。騒ぎを聞いて駆けつけたのだろうか。
「全員地面に足をつけて待ってなさい、この子達を医務室に連れて行きますから、いいですね。箒一本でも飛ばしたら、クディッチのクの字を言う前にホグワーツから出て行ってもらいます」
そしてそのままクィレル先生が医務室まで付き添ってくれることになり、先生の手を借りて、フーチ先生とネビルの後を着いて歩く。
「だ、だいじょうぶですか？」
『はい、少し肩が痛みますが…』
「良かった…貴方に何かあったら…」
『…？』
あなたに…なにかあったら…？
どういう事だろう？クィレル先生には闇の魔術に対する防衛術教えて貰っているが…そんなに親しい間柄でもなければ、話したのも質問をしに行った時くらいで…。
ぽつりと呟いた、クィレル先生の言葉に引っかかって。
クィレル先生を見た。
にっこりと微笑んでいたクィレル先生。
手を借りていた、右手が痛む。
「貴方は…何も聞いていないのですか？スネイプ先生から…」
ドキドキと心臓がうるさい。
なんでここでセブルスの名前が出てくるの？
聞きたいことは沢山あった。
上手く言葉がでない。
「貴方の両親は…」
「A！！」
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作者名：リン | 作成日時：2022年11月7日 2時
