新しい生活 _03 ページ13
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you side
初めての授業は、まさかのセブルスの授業だった。
『ハリー、ロンっ』
その授業はグリフィンドールと合同で、セブルスが来る前にハリーとロンの元へ駆け寄ると少し驚いた表情をみせた２人。
『同じ寮になれなかったねぇ、残念』
「いや…そんなことより…良かった、A」
『え、なにが？』
２人の話を聞くと、わたしがスリザリンになったから、グリフィンドールであるハリーたちを避けるようになるのではないか、と心配していたらしい。そんな２人を馬鹿らしいと笑ってやった。
「…彼女は、列車にいた子よね？」
そう話しかけてきてくれたのは、列車で私たちにローブを着た方がいいと言ってくれた彼女だった。
『えぇ、A・スネイプ。よろしくね』
「ちょっとした騒ぎになってたからあなたの事はよく覚えているわ、私はハーマイオニー・グレンジャー」
彼女と握手を交わした、その時だった。
バタンと大きな音がして、教室の扉が開いた。
『またあとで、授業頑張ろうね』
セブルスが教壇へ着く前に、自分のとってあった席、ドラコの隣の席へと戻る。
…待ってたのは少しだけ不機嫌そうなドラコだ。もう、仲良くしてくれればいいのに…。
「この授業では杖を振ったり、馬鹿げた呪文を唱えたりはしない」
家にいるときと、ちょっと雰囲気違うけど…すごいなぁ、ちゃんと先生やってるんだ。そのまま授業をすすめるセブルスから視線を離せずにいた。たくさんのことを教えてもらったけど、これからもたくさんのことを教えてもらえるんだ…嬉しい。
「Mr.ポッター、その名も高きMr.ポッター…アスフォデル球根の粉末にニガヨモギを加えるとなんになる？」
…あれその内容は、多分…まだ先で習うことだよね…？
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作者名：リン | 作成日時：2022年11月7日 2時
