新しい生活 _02 ページ12
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you side
『おはよう、ドラコ』
朝早くに目が覚めた、なにか夢を見た気がするけど…よく覚えていない。
もう少し寝ていられたけどわくわくでそれどころでなかった。身支度をして、談話室へと向かうと大きな暖炉の前のソファーに、ドラコとクラッブとゴイルと…見知らぬ女の子の姿。ドラコの隣に座って、がっちりと腕に手を回している。
「A、おはよう」
「…だぁれ、この子？」
『え、っと…A・スネイプ…です』
「ふーーーん…」
露骨に嫌な顔をされ、上から下まで舐めるように見られる。
な、なにか問題でも…？
「それよりドラコぉ、聞いてよ」
ふいっと私から視線をドラコへと戻した、彼女は一体…？
「…A、クラッブ ゴイル、大広間へ行くぞ。朝食の時間だ」
「ちょ、ちょっと…」
そんな彼女の手を振り払って、ドラコは立ち上がると私の手をひいて談話室から出ようとする。そんな彼女とすれ違う際に、ちらりと目が合う。
完璧なる敵意の籠った眼だった。
…この子、こわい…
そんな彼女を気にもせずに、そのまま談話室を出るドラコ。
『ちょ、ちょっと…ドラコ』
「どうかしたか？」
『どうかしたか…じゃなくて…彼女は？』
「あぁ、パンジー・パーキンソンだ」
『そうなの…て事じゃなくて、いや、そういう事だけど…放っておいていいの？』
「気にする事はない」
『そ、そうなの…？』
そんなことないと思うんだけど…怖かったんだけど、彼女。そんな事を思ったがドラコには言えずに…。
大広間へとついて、そのまま朝食をとったのだった。
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作者名：リン | 作成日時：2022年11月7日 2時
