【オリジナルBL】ヤンキー先輩はイケメン後輩にどうしても勝てない。

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午前中遊んだ後

昼はナックで食べることにして、

俺は肉肉バーガーセット、

水澄はなんちゃってチーズバーガーセットを頼み

席に着く。


俺は少し疑問に思ったことを水澄に問いかける。



鬼「なあ水澄。俺といて楽しいのか？
デートつっても、いつもとあまり変わらない
気がするんだが………」



その問いに、水澄は笑顔でこう答えた。



水「楽しいに決まってるじゃないですか」



意外な返答に少し驚いた。

いや、水澄らしい答えかもしれない。



水「……正直オレ、
鬼藤先輩が傍にいるだけでいいんです。
それだけで楽しくて、暖かい感じがして。
『あぁ、やっぱり好きだな』って思うんです」



照れくさそうに頬を染める水澄。

こんなに人に思いを寄せられたのは初めてだ。

その慣れない甘い言葉に心臓が加速する。

顔がまた、水澄の言葉によって熱くなっていく。



水「先輩。顔赤い………」

鬼「うっせ。お前のせいだバカ」////



そういう言葉を言われたことがないから

慣れない。

ただ、よく分からないが、

その言葉を聞くといつも心臓がうるさくなる。



水「はぁ……………もうホント………」ﾎﾞｿｯ



水澄は深いため息とともになにか呟いた。

俺は気になり目で「なんだ？」と伺った。





水「なんでもないです」



口元を手で抑えながら、

少しムッとした顔で俺を見る。


一体なんだったんだ？

途中まで聞いてしまうと

先が気になるのが人というものだ。

だがここは聞かないでおこう。


今は心臓を正常に戻したい。

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