第3章 ずるい ページ16
あれから水澄は、会う度に「好きです」と
言ってくるようになった。
それも周りの目も気にせず、
人がいる時は耳元で、
2人の時はことある事に言ってくる。
そして今も。
水「先輩。好きです」
鬼「あぁ」
俺はケータイをいじりながら
いつもと同じ言葉で返す。
屋上は相変わらず人がいない。
それもそのはず。
この学校の屋上は、立ち入り禁止だからだ。
だが何故か、いつも扉の鍵は空いている。
水「本気で言ってるんですよ?」
水澄はそう言いながら顔を覗き込んでくる。
鬼「わ、わかってる……」
俺は反射的に目を逸らした。
水「分かっててその反応はちょっと傷付くなぁ」
鬼「ウッ……」
そんな事言われても、
俺はどう返事をすればいいんだ?
別にこいつのことを恋愛対象で
好きってわけじゃないし、
かといって別に嫌いな訳でもない。
俺は友情的な意味で好きなんだが。
俺がどう返事をすればいいか考え込んでいると、
水澄は突然俺の手を握ってきた。
水「先輩。愛してます」
そう言うと、水澄は俺の手の甲に
軽くキスをした。
鬼「おっ、おまっ!?」
水「あ、こっちの方がグッときました?笑」
鬼「きてねぇっ!!バカっ!!」///
水澄から手を払いのける。
イケメン野郎にこんなことされたら、
誰でもドキッとくらいするだろ………
148人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リト(プロフ) - つくづく昔の絵が下手すぎて恥ずかしいですね笑 (2021年8月17日 22時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 久しぶりに更新!そして画力もupしました! (2021年8月17日 22時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - トゥルルさん» ありがとうございます!!!!!!!!!そうなんですよ、私の妄想を爆発させたかっただけです笑 (2021年8月17日 21時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
トゥルル - 自分向けじゃないですか!?え?ちゅき、、ちゅきぃぃ(キモ)たまにあるイラストと2人の絡みにやられてます、、、更新応援してます! (2021年8月4日 21時) (レス) id: 8bb533ad2d (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 150評価!?ありがとうございます!!! (2021年6月1日 20時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リト | 作成日時:2019年7月7日 1時