86話 ページ45
Aside
転けた俺を気遣う事も無く、
試合を続けようとするフロイド。
お前のそういう他人に振り回されないとこ、
好き。
ﾌﾛ｢じゃあ次、俺が攻めるね。｣
ボールを人差し指でクルクルと回した後、
こちらをニヤリと見遣る。
俺も準備OKというように、ニヤリと笑い返す。
ｼﾞｬﾐ｢なんだあの下手くそな笑顔。｣
聞こえてるぞ。お前も大概だかんな。
フロイドがバッ！とゴールとの距離を縮める。
いやはっや。
速いんだけどさ、
『ドリブルは？？？』
なんでボール持って走ってんだこいつ。
思わず目が点になる。
固まってる俺を他所に、フロイドはゴールまで辿り着き、あろう事かダンクシュートをしようとして失敗した。
『だっさ。』
ﾌﾛ｢お前も言えねーじゃん。｣
転けたフロイドのとこまで駆け寄って手を貸す。
『ドリブルは？？？？』
ﾌﾛ｢オレバスケのルール知らねーし。｣
『もうやめろよバスケ部。』
本当に面白いかどうかでしか判断してないんだな。
単純な脳みそしてやがるぜ。
ﾌﾛ｢だぁって、オレ人魚だし。他の雑魚の見ててもつまんねーし。ルールとか知らねーもん。｣
遂にはマジカルペンまで取り出した。
ﾌﾛ｢いい事考えたぁ！魔法でバスケしよー！｣
『なんだよそれ…………。』
はぁ、流石の俺も呆れた。
『やろうやろう！』
魔法ありのバスケとか絶対面白い。
俺の中でフロイドの提案に乗らない手はなかった。
ｼﾞｬﾐ｢待て。ここで暴れられちゃ困る。｣
もうすぐ顧問も帰って来る。
と、俺達の間に入って来たジャミルクン。
ﾌﾛ｢は？邪魔すんなよ。｣
『ジャミルクンもやろう！』
ﾌﾛ｢なぁんだ、ウミヘビちゃんも一緒にやりたかったの〜？いいよぉ、三人の方が楽しそ〜！｣
フロイドと一緒にキャッキャと飛び跳ねて、
ジャミルクンを輪の中に入れる。
ｼﾞｬﾐ｢なんでそうなる！！？俺は一度もやると言ってな｣
ﾌﾛ｢じゃーあ、最初にゴールに入れた人が勝ち！｣
『こいやオラ。』
マジカルペンを取り出して構える。
他の部員は外に避難した。
そんな事しなくても大丈夫なのに。
ﾌﾛ｢あはっ！行くよぉ！！！｣
フロイドが氷魔法で床を凍らせた。
おお、そう来たか。てっきりボールに魔法をかけてくると思っていたが、床を凍らして俺らの移動手段を奪おうってか。
フロイドはスイスイとスケートの要領でゴールまで走る。
尚、ドリブルはしていない。
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります（キリッ） (3月3日 22時) (
レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ｀)w𐤔 これからも頑張ってください！ (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです！…マミー・ブッチ参戦…？←？？？ (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月10日 22時
