75話 ページ34
Aside
『俺もうヘットヘト〜。』
ケイト「途中で飽きてサボってただけでしょ!ほら、パーティ会場に行かなきゃ、フォトジェニックなケーキ食べれないよ?」
薔薇塗りが終わり、芝生の上に転がってたらケークンチャンがスマホで撮りながらそう言う。
そうだ、俺にはバナナケーキがあったんだ。
『そうと決まれば出港だ。行くぞケークンチャン。』
ケイト『あいあいキャプテン☆』
トレイ「お。遅かったじゃないか。もうすぐ始まるから、各自位置に着いてくれ。」
俺位置とか知らないんだけど。木の上でいい?
トレイ「Aは俺とケイトのテーブルで待機しててくれ。おっと、服も変えた方がいいな。」
トレイサンがペンをひと振りすると、
俺の服装はたちまちハーツラびゅルの寮服となった。
トレイ「ははっ、なかなか似合うじゃないか!」
ケイト「いいねいいね!1枚撮らせて!」
ハートのポーズをして、
ケークンチャンが撮り終わるのを待つ。
もはやケークンチャンのスマホは、
俺専用のカメラみたいになっている。
この前アルバム見せてもらったら、
ほとんど俺でうまってた。なんかごめんね。
トレイ「こらこら2人とも。そろそろパーティが始まるぞ。」
トレイサンの言葉を合図に、
寮生の1人がトランペットを吹く。
ハーツ「我らがリーダー!赤き支配者!リドル寮長のおなーりー!」
ハーツ「「リドル寮長、バンザーイ!」」
『ばんざーい。』
両手を上げて、俺もそれっぽく振る舞う。
コツコツとヒールを鳴らして、
リドルがパーティ会場へと入って来る。
リドル「うん。庭の薔薇は赤く、テーブルクロスは白。完璧な『なんでもない日』だ。」
リドル「ちゃんとティーポットの中に眠りネズミは入ってるんだろうね?」
トレイ「もちろん。もしもの時の鼻に塗るジャムも万全です。」
リドル「よろしい。」
リドルとトレイサンの台詞じみた会話を横目に、
ティーポットの蓋を開ける。
うわ、ほんとにネズミ入ってる。
ネズミって飲めるんだ。
リドル「さて、クロッケー大会の前にまずは乾杯を。」
リドルの言葉を合図に、ティーカップに紅茶が注がれ、
ケークンチャンからティーカップを受け取る。
リドル「ティーカップは行き渡っているね?では、誰の誕生日でもない『なんでもない日』を祝して!乾杯!」
「「カンパーイ!」」
『かんぱー…あ、零れた。』
ケイト「乾杯早々何してんの。」
983人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります(キリッ) (3月3日 22時) (レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ`)w𐤔 これからも頑張ってください! (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです!…マミー・ブッチ参戦…?←??? (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです! (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2022年8月10日 22時