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「おぉ、すごい美味そうだな。」
夕餉の準備が整った居間に、浴衣に着替えた父上がきて言った。
思わずニンマリしてしまう。
だって、やっぱり、見た目を褒められただけでも嬉しい。
「さっそく頂きましょうか。」
母上の言葉に、3人で手を合わせる
「「「いただきます。」」」
いつも通り食べ始めようと思ったけど
そんなことより父上の反応が気になる。
あっ、私が切った野菜が入ったお味噌汁。
最初に飲んでくれた
ドキドキっ
「ん、美味い。今日は野菜が沢山入ってるな。」
「実は、その野菜はAが切ってくれたんですよ。他にも・・・」
ふへへ〜 美味しいっていってくれた〜
父上大好き〜
母上も私が手伝った所以外も事細かに父上に伝えてくれてる。母上大好き〜
結構、形や大きさがバラバラになっちゃったけどそこにあえて触れないところも好き〜
「えへへ、お手伝い頑張りました!」
「さすが俺らの娘だな。もう料理も出来るなんて。」
そう言いながらわしゃわしゃーって頭撫でてくれる。
たくさんの命を救ってきた、おっきな手
「そうですね、本当に愛おしい娘です。」
母上はそんな父上と私を優しく見つめて微笑んでくれる。
私は本当に父上と母上が大好きだ。
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プスメラウィッチ - よぴさん初めまして、続き頑張ってください。楽しみにしています(*^^*) (2021年10月30日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
名無し76786号(プロフ) - 続き楽しみです! (2021年9月29日 18時) (レス) id: 9763a79721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よぴ | 作成日時:2021年9月14日 2時