甘いクリスマスまでの道のり:: 朱雀★ 青子様からのリクエスト ページ8
「…………私としたことが……」
モールへの反応が遅れたためにAも朱雀同様に捕まってしまったのだ。彼女は間一髪のところでジュニアを逃すことが出来た。
「ｯ………うッ！！」
「A！A！！」
ジュニアは大粒の涙を流しながら叫んでいる。
「す……ざくっ！………お前はこの場で退治してやる！！………ううっ！？」
威勢よく叫んだが、さらに強く締め付けられる。Aはその苦しさに意識がだんだんとなくなっていく。
薄目で朱雀を見ると彼は幻獣の姿で苦しんでいる。しかし、そのあとすぐに剣舞魔神の姿へと変わった。
「朱雀！？」
アキノリは剣舞魔神へと姿を変えた朱雀に驚きながらも、彼がそのあと自身の二本の剣でモールを斬ったことに感心してた。さすが朱雀！と思いながら……。
「蒼天十字衝！！」
朱雀の必殺技によってモールから解放されたAだが、すでに気を失っていたAは真っ逆さまに地面へと向かっていく。
「A！！！」
朱雀はそんなAを受け止めると、「………悪いな、アキノリ」と言い残してその場から消えた。
「くぅー！新婚さんはやっぱりラブラブだねぇ！！はぁー、俺はやっぱり一人か」
「デブ、心配するな！ジーたん、いる！」
「ジュニア………！」
「あのー。私もミッチーもいますから」
「お前ら今までどこに行ってたんだよ」
☆★☆
「…………ん」
うっすらと瞼を持ち上げればそこには見慣れた天井があった。
「………朱雀……？」
「A！目を覚ましたか………全く、無理をして……」
「ごめん」
「Aが無事なら我はそれでいいんだ。そうだ、さっきまで着ていた着物は汚れてしまっていたから新しいのにしておいた」
「！なな………//」
「我とAは夫婦なのだからそれくらい恥ずかしがっていてはい………」
「恥ずかしいものは恥ずかしい！」
朱雀に被せてそう叫ぶAの顔は面白いくらい真っ赤である。
「Aに傷がついてしまったな………」
モールによって絞められた痕がくっきりと残っていた。そこを朱雀は舌を這わせ、ちゅっと所有物の印をつけた。
「A」
とても甘やかな声で名を囁く。
引かれ合うように唇を重ねれば、その口づけはあっという間に深く甘いものへとなっていた。
聖なる夜に甘い一日の最後を。
Fin
リクエストありがとうございました！
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アロア(プロフ) - ベルナデッタさん» こちらこそリクエストありがとうございました！はい！頑張ります(*≧∀≦*) (2019年7月29日 7時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - アロアさん» リクありがとうございます！トウマ&ハルヤの取り合いとヤンデレハルヤ最高でした！！これからも頑張ってください！！ (2019年7月29日 1時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» 初めまして！！わぁぁぁ！ありがとうございます！！(*^▽^*)リクエスト了解しました〜♪♪ (2019年7月26日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - 初めまして!何時も楽しく拝見させていただいております！リクエストなのですが洞潔または島之内先生の★★お願いしますm(_ _)mたくさんリクエストあると思うので大変かと思いますがお願いしますm(_ _)m (2019年7月26日 15時) (レス) id: 52e5b5915e (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - りーあさん» 分かりました(*´∇｀*) (2019年7月21日 17時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2019年2月16日 16時
