三人なら:: 月浪トウマ、酒呑ハルヤ★★ ベルナデッタ様からのリクエスト ページ45
トウマは急いでハルヤをAから引き剥がすと自分の背に彼女を隠した。ハルヤの魔の手から守ろうとしている。だが、Aにはなぜトウマが焦っているのか分からないため、不思議そうに小首を傾げている。
まさに一触即発の空気だ。
キッカケとなる石が投げ入れられただけで戦場と化してしまう。
「月浪トウマ。お前が安全だと言えるのか？本当は我慢しているだけだろう？ほら、自分の欲に正直になれよ」
「僕は………！！」
『違う』と続きが言えなかった。
Aの瞳を見て、その言葉が出なかった。喉元まできて飲み込んでしまった。
「A……ごめんね。どうやら僕は誠実で優しい人間ではないみたい」
「え？トウマどうしｯ……！？///」
Aが話している途中で、口づけを落とし、すぐに唇を割って舌を絡めた。
驚きで奥の方に引っ込んでしまった舌を逃がすまいと………。
Aはただ翻弄されるだけであった。
生理的現象で溢れる涙を近くで傍観していたハルヤが上質なハンカチで「姫……泣かないでください」と拭う。が、塞き止められることはない涙は次々に流れてくる。
「んんｯ…んｯ……//」
苦しそうにしているAに、ようやくトウマ
は解放した。
しかし涙で濡れる瞳に『自分がそうさせたのだ』というなんとも言えないものに興奮し、押し倒して馬乗りになった。壊れたテープのようにAの名前を呼び続ける。そして、タガが外れたのか何度も何度も角度を変えてAの唇を奪った。
「………僕は、Aのこと大好きだよ。ごめん、乱暴だったね」
「大丈夫………あ……私もトウマのこと大好きだよ」
「僕とは違うよ」
「え？」
「Aの『好き』は僕とは違う『好き』だよ。僕のは酒呑君と同じ『好き』なんだ」
「私のようなものが姫にこのような感情を持ってしまうのは許されることではありません。ですが……この恋慕はおさえることができず暴走してしまう。全て姫が悪いのですよ」
ハルヤがAの上に跨がっていたトウマを退け、倒れた状態だったが手を差し出し立たせた。
「私を望んでください。あなたが喜ぶように精一杯ご奉仕いたします」
「奉仕………？」
「A、大丈夫だよ。酒呑君じゃなくて僕が満足させてあげるから」
「満足………？」
「月浪トウマ。姫を満足させるのに俺だけでいい」
「僕だけでいいと思うんだけど」
暫く二人の間に火花が散っていた。
Fin
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アロア(プロフ) - ベルナデッタさん» こちらこそリクエストありがとうございました！はい！頑張ります(*≧∀≦*) (2019年7月29日 7時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - アロアさん» リクありがとうございます！トウマ&ハルヤの取り合いとヤンデレハルヤ最高でした！！これからも頑張ってください！！ (2019年7月29日 1時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» 初めまして！！わぁぁぁ！ありがとうございます！！(*^▽^*)リクエスト了解しました〜♪♪ (2019年7月26日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - 初めまして!何時も楽しく拝見させていただいております！リクエストなのですが洞潔または島之内先生の★★お願いしますm(_ _)mたくさんリクエストあると思うので大変かと思いますがお願いしますm(_ _)m (2019年7月26日 15時) (レス) id: 52e5b5915e (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - りーあさん» 分かりました(*´∇｀*) (2019年7月21日 17時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2019年2月16日 16時
