鬼皇帝フィナーレ:: 不動明王ボーイ SRKB様からのリクエスト ページ29
「んなっ!?洞潔が……!?」
Aは洞潔が亡くなったことを知らされた。
それがつい先日のことである。それからAは体調を崩してしまい、妖怪インフルエンザにかかってしまった。洞潔の死から立ち直ることができず、ついには自分が洞潔を死に追い込んでしまったと思い込んでしまった。
「………酒天童子、買い物に行ってきてくれないか?」
「買い物……ですか?」
「ああ。買い物だ」
「分かりました」
酒天童子はAから買い物のメモを受けとるとスーパーへと向かった。それを見届けたAはすぐにそこを出て白虎がいると言われている霊剣林へと向かった。まともに歩くこともできない状態であったが、目的であった白虎大霊槍を盗んだのだ。
「………さて」
Aはその場から姿を消した。あとに残ったのは消えたときに現れた煙のみ。
☆★☆
「トウマ!!」
Aは彼女の敵である不動明王ボーイを眠らせ、ナツメからエルダを取り上げるとトウマの名を叫んだ。
「妖聖剣をかけて勝負してもらう!」
「えっ……それはできないよ」
彼は優しい少年なのである。それは彼の中にいるオグ・トグ・モグも知っていることだ。
彼ら三人がトウマから出てきたのをAは見ると怒り狂った。なぜなら、この三人はAの髪からできた小型妖怪なのである。
「貴様ら………裏切りかっ!!」
「違うよ!皇帝様!イエーイ」
三人は必死に弁明するもその声はAに届かず……彼らは負傷してしまった。
オグ・トグ・モグはトウマにとっては大切な家族と言ってもいい存在だ。そんな存在が傷つけられたのを見たら彼だって黙っているわけがない。「その申し出……受けるよ!」トウマがAに怒りを叩きつけるかのように言って幻魔を憑依させたり、剣舞魔神を憑依させたりして戦った。
………さて、結果はどうだろうか?
Aの勝ちか?
いや違う。
なぜなら、Aは白虎大霊槍に認められていなかった。そのため大霊槍の本来の力を出しきることが出来なかったのだ。そして、Aは妖怪インフルエンザにもかかっている。
もう分かるだろう。
Aはトウマに負けたのだ。
「さぁ、それを僕に渡して」
「チッ!!」
嫌々ながらもトウマに大霊槍を渡した。
大きな決闘の際に、眠っていたはずの不動明王ボーイが起きてしまった。彼はなんとか今の状況を半分眠りながらも理解しようとしている様子だ。
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アロア(プロフ) - ベルナデッタさん» こちらこそリクエストありがとうございました!はい!頑張ります(*≧∀≦*) (2019年7月29日 7時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - アロアさん» リクありがとうございます!トウマ&ハルヤの取り合いとヤンデレハルヤ最高でした!!これからも頑張ってください!! (2019年7月29日 1時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» 初めまして!!わぁぁぁ!ありがとうございます!!(*^▽^*)リクエスト了解しました〜♪♪ (2019年7月26日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - 初めまして!何時も楽しく拝見させていただいております!リクエストなのですが洞潔または島之内先生の★★お願いしますm(_ _)mたくさんリクエストあると思うので大変かと思いますがお願いしますm(_ _)m (2019年7月26日 15時) (レス) id: 52e5b5915e (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - りーあさん» 分かりました(*´∇`*) (2019年7月21日 17時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2019年2月16日 16時