鬼皇帝 番外編:: 妖怪探偵団、不動明王ボーイ SRKB様からのリクエスト ページ28
「む?ナツメが病気だと?狸」
「狸言うなぁ!……そうなんだよ。ナツメが病気になったんだ!!」
アキノリは鬼皇帝、もとい、Aにナツメの今の状態について話していた。ナツメが病気にかかりいつものように病院に行くが原因不明と診断されてしまったのである。他の病院でもそう診断された。
「ふむ………」
Aは考える素振りをみせると口を開いた。
「………断ろうとすれば……」
「ボーイ呼ぶよ」
「黙れ小僧………はぁー。仕方ない」
Aはしぶしぶと言った感じに了承する。それに、ケースケ、アキノリ、トウマ、アヤメは第一試練がクリアしたと安堵した。
「ただし!条件がある」
「条件って?」
「気になるか?オーガ使い。フフフ……それはだな………ハナハナファミリーランドの人気メニューを奢れ」
「要するに………食べたいってことでいいのかな?」
「なっ……ちが………うう煩いぞ!女狐!」
「鬼皇帝!!アヤメさんに女狐とはなんだ!女狐とは!」
Aがアヤメを女狐と呼んだことにトウマ以外の三人は嫌そうにしていた。アヤメは苦笑を浮かべる程度だったが。
「とにかく、ナツメが治る薬を作っておく。ハナハナファミリーランドの件、忘れるなよ」
Aは自分の別荘から、四人を追い出すと乱暴にドアを閉めたのであった。その別荘はある無人島に建てられていた。そこでAは過ごしていたのである。
「さて、とりかかるか」
四人を追い出したAは早速作業に入った。彼女にはなにが原因でナツメが病気になっているのか分かっているかのように手際よく薬を作っている。
「よし、完成だ!」
あっという間に薬が出来てしまった。Aは妖怪から出た空亡ウイルスを吸ったことだと疑った。
☆★☆
「おい!小僧!出来だぞ!!」
Aは出来た薬をケースケに投げ渡した。ケースケはこれを寝込んでいるナツメに飲ませると険しい顔をしていたナツメの表情が和らいだ。
「姉ちゃん……!ありがとう、皇帝さん!」
「さぁ、約束は守ってもらうぞ」
Aに隠しきれていない笑みが浮かんでいるときに、最も苦手としているやつが現れた。
「あれ?Aじゃん!!」
「げっ!?ボーイ!」
Aの宿敵、不動明王ボーイが現れた。
「会えるなんて嬉しいぜ!」
「来るな!」
「A〜!」
「うわぁぁ!」
この後、Aとボーイの鬼ごっこが始まったのは言うまでもない。
Fin
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アロア(プロフ) - ベルナデッタさん» こちらこそリクエストありがとうございました!はい!頑張ります(*≧∀≦*) (2019年7月29日 7時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - アロアさん» リクありがとうございます!トウマ&ハルヤの取り合いとヤンデレハルヤ最高でした!!これからも頑張ってください!! (2019年7月29日 1時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» 初めまして!!わぁぁぁ!ありがとうございます!!(*^▽^*)リクエスト了解しました〜♪♪ (2019年7月26日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - 初めまして!何時も楽しく拝見させていただいております!リクエストなのですが洞潔または島之内先生の★★お願いしますm(_ _)mたくさんリクエストあると思うので大変かと思いますがお願いしますm(_ _)m (2019年7月26日 15時) (レス) id: 52e5b5915e (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - りーあさん» 分かりました(*´∇`*) (2019年7月21日 17時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2019年2月16日 16時