2人と2人 ページ20
【玲於side】
メイ「もーちょっと嬉しそうな顔できないの？」
玲於「いや、してんじゃん。」
バイト前に呼び出されて何かと思えば。
店入るなり、渡されたのは北海道の写真。
「さんきゅ」って受け取ってペラペラさっきから見てんだけど
俺の反応が薄いってメイが釈然としない顔してる。
メイ「撮った側としては、もっとオーバーなリアクションしてほしかったんだけど。
おー！とか。
これ楽しかったー！とか。」
玲於「…うおー。」
メイ「うわ、腹立つー。」
玲於「うっさいなまじで。今真剣に見てんの。」
メイ「あーそうですか。
あたしケーキセットたのもーっと。」
はいはい、好きにしてください。
メイってこんな怒りっぽかったっけ。
歳なんじゃね？
…なんて、これ以上怒らせたらめんどくせーから
ぜってー言わねーけど。
玲於「…お。」
写真をめくる手が止まる。
目に留まったのは、
俺とAちゃんが
2人並んで写ってる写真。
BBQのときかな。
俺すげー疲れた顔してる。
てか危ね。
このAちゃん、包丁片手にピースしてんじゃん。
気がついたら、写真片手に自然と口元緩んでる。
だってまさかAちゃんとの2ショットがあるなんて思わなかったからさ。
こんときは
Aちゃんのことすきになるなんて
これっぽっちも思ってなかったな。
玲於「さんきゅ。大事にするわ。」
メイ「よし。素直でよろしい。」
家帰ってもっかい見よ。
写真をしまおうとして、隣の席に置いてあるリュックに手を伸ばす。
俺とメイが座ってんのは、店の窓際で。
ほんと何気なく視線を外に向けたときだった。
玲於「ーっ。」
店に面してる大通りを行き交う人の流れの中に
並んで歩く見覚えのある人影。
亜嵐くん と、…Aちゃん。
そっか。
日曜だっけ、今日。
デートくらいするよね。
メイ「玲於？」
玲於「…え。」
メイ「どうかした？」
眉寄せて首傾げてるメイに、
「なんでもない」って首を横に振る。
リュックに写真しまうフリして
向こうから歩いてくる2人が視界にはいんないよーに顔を背けた。
だって、いくらなんでもきついでしょ。
デート中の2人見せつけられんの。
わかってんのに。
Aちゃんの隣にいるのは、俺じゃないって。
けど
玲於「…きっつ。」
.
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りな(プロフ) - はじめまして！久々にすごく引き込まれるお話です！玲於くんと彼女さん、亜嵐くんがどんな答えを出すのかドキドキしてます。更新楽しみにしてます(^^) (2018年6月5日 2時) (
レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
くる(プロフ) - ぴなたまごさんこんにちは！久しぶりに更新されてほんとに嬉しいです（ ; ; ）ぴなたまごさんの作品全作読ませていただいているのですが玲於くんファンってこともあって全部好きです！！このお話も大好きなのでこれからも更新たのしみにしてます！頑張ってください！ (2018年6月3日 10時) (レス) id: b57c603971 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - やっぱりすごいです、お話に引き込まれます。更新…！嬉しいです。また続きを楽しみに待たせていただきます！ (2018年6月1日 20時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
reona(プロフ) - 更新されてないみたいですが、何かあったのでしょうか？更新楽しみにしてます！ (2017年11月13日 2時) (レス) id: a813d90c31 (このIDを非表示/違反報告)
ももぷりん(プロフ) - 会いに来てください〜！うぇるかむです！大好きですこのお話（ ; ; ）更新来るたび飛び跳ねてます！ぴなたまごさんのお話全作好きです、玲於くんと結ばれたらいいなあ、、 更新楽しみにしてます！がんばってください ！ (2017年8月26日 23時) (レス) id: b57c603971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴなたまご | 作成日時：2017年8月19日 15時
