彼と2人：独占欲 ページ14
【玲於side】
やばい。
ドア開けた瞬間、心臓止まるかと思った。
平静装うの必死だったんだからね。
だってすっぴんパジャマだよ。
ほんと、いちいちこの小悪魔は。
『走ってきたから喉乾いてるかなと思って。』
必死になって来てんのバレバレじゃん。
だっさ。
照れて黙った俺も悪かったんだけど
Aちゃんまで顔赤くしてもじもじしだして。
勘弁してよ。
スイッチ入りそうになるじゃん。
俺見てつられて照れてんのか
俺だから照れてんのかわかんないけど
そーいうのほんとやめてほしい。
やっぱこの子は男がどーいうものなのかわかってない。
好きって、ちゃんと自覚したからかな。
急に独占欲湧きだして。
他の男の前でそんな顔見せないでほしい、なんて。
…他の男のもんなのに。
冷静になろ。とりあえずクールダウン。
玲於「…最近、どー？」
『さ、さいきん？』
玲於「まだ悩んでんの。」
『それよりも最近は
佐野くんから連絡こないことに悩んでたよ。』
俺ん中で衝撃だった。
そんな風に思ってると思ってなくて。
嬉しい反面
あー俺 傷つけてたんだって、まじ反省した。
なのに、『あたしこそごめんね』って。
「なんで謝んの」って言ったら
『困らせちゃったかなって』だって。
…うん。
それは悩みましたよ。
だってあなた、小悪魔ですもん。
意地悪で「困った」って言ってみたけど
えって眉を八の字にさせて泣きそうな顔しだして。
しまった。
何言ってんの俺、ハズいんだけど。
って言ってから後悔。
泣きそうな顔見て
可愛いって思ってしまったことも後悔。
『えっと、佐野くん困ってるんだよね？
あたしに何かできることある？』
玲於「あー…なんだっけ。手拍子してくれんでしょ。」
『えっ。う、うん。…四拍子でいいの？』
玲於「いやうそに決まってんじゃん。」
『えっ。どこからうそなの。』
テンパりだしたAちゃん見て
思わず吹き出した。
ほんと見てて飽きない。
メイが職業天然って言ってたのもわかるわ。
やっぱ、諦めるとかムリ。
Aちゃんがいい。
玲於「ねぇ。前言ってたよね。
亜嵐くんとの差や壁感じるって。
自分が惨めになるって。」
Aちゃんがこくんと頷く。
玲於「亜嵐くんといるときのAちゃんは
…ほんとのAちゃんなの？」
.
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りな(プロフ) - はじめまして！久々にすごく引き込まれるお話です！玲於くんと彼女さん、亜嵐くんがどんな答えを出すのかドキドキしてます。更新楽しみにしてます(^^) (2018年6月5日 2時) (
レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
くる(プロフ) - ぴなたまごさんこんにちは！久しぶりに更新されてほんとに嬉しいです（ ; ; ）ぴなたまごさんの作品全作読ませていただいているのですが玲於くんファンってこともあって全部好きです！！このお話も大好きなのでこれからも更新たのしみにしてます！頑張ってください！ (2018年6月3日 10時) (レス) id: b57c603971 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - やっぱりすごいです、お話に引き込まれます。更新…！嬉しいです。また続きを楽しみに待たせていただきます！ (2018年6月1日 20時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
reona(プロフ) - 更新されてないみたいですが、何かあったのでしょうか？更新楽しみにしてます！ (2017年11月13日 2時) (レス) id: a813d90c31 (このIDを非表示/違反報告)
ももぷりん(プロフ) - 会いに来てください〜！うぇるかむです！大好きですこのお話（ ; ; ）更新来るたび飛び跳ねてます！ぴなたまごさんのお話全作好きです、玲於くんと結ばれたらいいなあ、、 更新楽しみにしてます！がんばってください ！ (2017年8月26日 23時) (レス) id: b57c603971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴなたまご | 作成日時：2017年8月19日 15時
