△19話 ページ23
渡り廊下で考えを巡らせていると、向こうに織田くんと徳川くんがいた。何をしているんだろう？嫌な予感しかしないけど…ふと自分がいる廊下に目を向けると柱の影にみやびちゃんがいた
『みやびちゃん、何してるの？』
「Aちゃん…向こうに信長君と徳川君がいたので気になっただけでございます」
『同じだね、私も気になってた』
「やはりAちゃんもですか」
その瞬間、徳川くん？の声と共に地響きみたいな音が響いた
なに？なにした？学校の柱壊したのか？え、ダメじゃね？いや…この学校はいいの…か？良くないよね？
私の学校の心配をよそにみやびちゃんが口を開く
「家康と信長は同盟を組んでいた仲、嫌な予感しかしません」
『なるほど清洲同盟…確かに嫌な予感は私もするけど…ってみやびちゃんどこ行くの？』
「理事長様に会いに行ってまいります」
『私もいく！聞きたいことあるし！』
「では一緒に参りましょう！」
『うん！』
そして理事長前…なのにこの禍々しいような空気に、入るのを躊躇ってしまう。そんな私を見かねたのか
みやびちゃんが手を握ってくれていた
「大丈夫でございます、私がついておりますので」
『ありがとう…みやびちゃんのお陰で怖くないよ』
「はい！では行きましょう」
そして理事長室内─
「おお、なんだね？」
「理事長さま！一体いつまでこんなこと続けるのですか！」
「言ったじゃろ？これは武将の血が望んでいることなんだよ。血に従い、自分の決められた運命を生きるのがさだめ。血にはクローンたちも抗うことはできない」
「そんなことありません！理事長さまの考えは間違っております！」
そう言い捨て、みやびちゃんは出ていってしまった
あ、またタイミングミスったな。どうしよ…
「…何かあるのかね？桜木君？」
『え？いや、えっと…歴史を繰り返したいですか？
血には抗えないから、元から決められているから
彼らは同じ事を繰り返すと？…記された過去はどう頑張っても戻せません。ですが
既存の歴史の記録を彼らが変えることは可能だと私は思いますよ？……すみません！こんなでしゃばったこと…失礼しました！』
─私は一刻も早くここから出たかった
でも言いたいことは言えた…！スッキリしたぁ…！
水晶おじさんめ！当分顔は見たくない！！
その頃、理事長室──
・
・
・
「全く2人とも、よう似ておるなぁ…父親に。いやもう一方は母親か……」
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夜宵ノ良(プロフ) - こえさん» ご指摘ありがとうございます！直しました…応援ありがとうございます！ (2022年10月8日 18時) (
レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - すいません、34話が「菅家ありません」になってます(小声) 「関係ありません」じゃないですかね.....マジで応援してます！ (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - りんさん» わー！ご指摘ありがとうございます！さっそく直せさせていただきました…教えてくださってありがたいです！ありがとうございます、頑張ります！ (2022年9月3日 23時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 突然すみません。プロローグの一番最初の文､少し『未来』の話ではないでしょうか（ｺｿｯ）私は所詮にわかですので､間違えてたらほんと申し訳ないです｡このコメントは消して頂いても構いません。密かに応援しております。ご自分のペースで頑張ってください！ (2022年9月3日 23時) (レス) id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - なんだろう共感できる気がするような、、、頑張ってください！ (2022年9月3日 22時) (レス) @page1 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜宵ノ良 | 作成日時：2022年9月2日 1時
