△14話 ページ17
そう言い、みやびちゃんは自分の父親のことを話した
いいな。貴方はお父さんにすごく愛されてたんだね…
「私は知りたいのです。父様がなにを託したのか…＿＿だから、戦を止めてください！」
「そんなに止めたきゃ自分で止めればいいだろう？戦は絶対に、誰にも止められない」
『あ、織田くん！私からもいい？』
「貴様…確か桜木だったか？」
『うん私、桜木…ねぇ、織田くん！私からもお願い！戦を止めて、止めてください！』
「貴様もか、自分で止めればいいじゃないか」
『それができたら苦労はしないよ。織田くんお願い…』
「何故だ？理由は？」
『それは…！まだ、わからない…でも貴方なら、出来なかった過去を今なら変えられる！』
「……どういう意味だ？」
『……どういう意味だと言われても答えられない。今はね…止めるのがダメなら、1ミリの手助けでもっ…！』
「もはや何を言ってるのかわからん。うつけだな桜木は」
『は…うつけじゃ……ないです』
「大声を出して立ち、怒鳴られてたのにか？」
そう含み笑いをしながら私を見る織田くんに、私は少し
恥ずかしさを覚えた。これずっと言われるんじゃね…？
私も少しだけ言い返さなきゃ…！
『……貴方はあの時仕方なく諦めたけど、本当は戦ったんでしょ！最後まで、命を燃やしたんでしょ！！』
「そうです！"絶対"は絶対にございません！あなたがそう仰ったんじゃないですか！」
「……俺が？」
……みやびちゃんが走り去っていった
織田くんは終始分からないような顔をしていたが
彼も彼なりの考え方というものがある…そっとしておこう
私は追いかけなくちゃ…！じゃあね、織田くん！
「＿＿＿待て。桜木」
『な、なに？』
「貴様は、この戦に何を見る？」
『………はぁ？というと？』
「貴様は戦を望んでる口ではないのか？」
『あ〜……うーん、確かに望んでるかも。でも私が見たいのは喧嘩より、人と人が互いに信頼しあって助け合う、人が織り成す物語？みたいなのが見たいの…望んでるのに止めるって最高に矛盾してるよね？ごめんね、こんなこと言って…』
「そうか、気にするな。それに、ここら辺は危ないからな。教室に戻るといい」
『そう…ん？織田くん！？どこいくの？』
「散歩」
七輪を片付けながら織田くんはそう言った
この状況で散歩はないでしょ…
「＿＿＿貴様に何故か懐かしいものを感じた、面白い奴だ。桜木A…」
そう呟いた織田くんに私は知る由もなかった……
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夜宵ノ良(プロフ) - こえさん» ご指摘ありがとうございます！直しました…応援ありがとうございます！ (2022年10月8日 18時) (
レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - すいません、34話が「菅家ありません」になってます(小声) 「関係ありません」じゃないですかね.....マジで応援してます！ (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - りんさん» わー！ご指摘ありがとうございます！さっそく直せさせていただきました…教えてくださってありがたいです！ありがとうございます、頑張ります！ (2022年9月3日 23時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 突然すみません。プロローグの一番最初の文､少し『未来』の話ではないでしょうか（ｺｿｯ）私は所詮にわかですので､間違えてたらほんと申し訳ないです｡このコメントは消して頂いても構いません。密かに応援しております。ご自分のペースで頑張ってください！ (2022年9月3日 23時) (レス) id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - なんだろう共感できる気がするような、、、頑張ってください！ (2022年9月3日 22時) (レス) @page1 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜宵ノ良 | 作成日時：2022年9月2日 1時
