九箇所目 ページ10
Aside
「いい？ 滞在期間は3日だからね！」
「島だぁぁぁぁ！ 飯探すぞー！」
島に上陸した瞬間、ルフィは颯爽と消えていった。大声で怒るナミに同情しつつ、あたしもルンルン気分で島を歩く。この島のどこかにあたしの新しい相棒となる子がいるかもしれない……そう思うと楽しみで仕方ない。
「いらっしゃい、あんた面白い格好してるね！」
「掃除屋なもんでね、ここに掃除用具は置いているかな？」
「掃除用具ね……ならこれはどうだい？ 取り外して使えるし棒の部分も丈夫で長持ちしやすいよ」
早速手に持ってみるが、いまいちピンと来ない。手に馴染むものじゃないと隅々まで掃除出来ないから、とことんこだわりたいところだ。その後も色々と見て回るが、やはりこれだと思う子はおらず、代わりに質の良い生地とマスクを購入した。
「着替えも少し買っておこうかな……」
そう思い服屋を探していると、誰かの肩が当たった。咄嗟に謝ろうと相手を見ると、いかにもな風貌の男が三人。それは少々面倒なことになったと心で思いながらも、ぶつかったことを詫びるが、想像通り噛み付いてくる。
「おいおばさん、俺達にぶつかっておいて謝るだけで許されると思ってんのか？」
「俺達はここらじゃ有名な海賊だぜ？ 痛い目見たくなけりゃあ出すもの出しな！」
やれやれ面倒だと呆れていると、あたしの視界にキラキラと輝くものが入った。視線をやると、そこには正にあたしが求めていた理想の形のデッキブラシがあった。そう、これこそあたしが必要としている相棒！
「そんなところにいたんだね……今迎えに行くから待っててね相棒！」
「は？ おいおばさん、聞いてるの……」
言い終わる前に、あたしは静かにうるさい
「何す……！」
「ひぃぃぃ……許してく……！」
こうなるとゴミの言葉に耳は傾けていられない。あたしはさっさとその場を掃除し、相棒へと手を伸ばした。
「すみません、これ下さい！」
そんなあたしをまさか見られていたなんて、この時は何も気が付かなかった。
「……あいつ、何者だ？」
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ポプリん(プロフ) - 翠さん» 翠様、コメント下さりありがとうございます！ 身に余るお言葉の数々、痛み入ります。本当にありがとうございます！ 次回は短編に挑みたいと考えておりますので、是非また楽しんでいただけたらと思います！ (2023年3月28日 8時) (
レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - まおさん» まお様、コメント下さりありがとうございます！ 応援までしていただけて本当に嬉しいです！ 素敵なアイデアありがとうございます♪シチュ溜めをして短編にしようと思うので、他にもアイデアあれば是非教えてください！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - きてぃーさん» きてぃー様、コメント下さりありがとうございます！ 遂に完結させることが出来ました、応援して下さり本当にありがとうございました！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても素敵なお話で前から応援させていただいていました。とても好きな作品でした。お疲れ様でした。 (2023年3月27日 13時) (レス) @page50 id: 090a3776e1 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 更新楽しみにしてました！！イチャイチャや嫉妬する姿見てみたいです（ ; ; ）🌟 (2023年3月27日 3時) (レス) @page50 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポプリん | 作成日時：2022年8月14日 18時
