十一箇所目 ページ12
Aside
無事に新しい相棒を手に入れたあたしは、早速相棒の実力を見るべく掃除を始めた。朝はショックで何処も掃除が出来なかったからね。
「〜〜♪」
流石は相棒、あたしの手にしっかり馴染みあたしが気になっている場所全てに入る。
「相棒、あんたやるね！ これならいつも以上に綺麗に出来るよ！」
今は亡き元相棒、安心してね。あんたの分までこの子と頑張るよ。だから、安らかに眠ってね。(デッキブラシの話です)
「〜〜〜♪♪♪」
楽しくなったあたしは、次々と掃除に取り掛かる。店の人がオマケにとくれた洗剤もかなりいい。少量で綺麗になるし、環境に優しい子が使われている。あの店もっと有名になればいいのにね。
「おーいA！ 早く来いよー！」
「〜〜〜♪♪」
遠くの方でなにか聞こえるけど、あたしには無関係だろう。あたしは気にせず掃除を続け楽しんでいた。こんなにも達成感でいっぱいになるのは久しぶりだ。
「ダメだ、Aさん完全に自分の世界に入ってるわね……」
「ああなるとこっちにはもう来ないんじゃないか？ せめて料理が冷めるまでに来てくれると嬉しいんだが……」
「Aー！ 早くこっち来いよー！ 船長命令だぞ！」
今日はやけに騒がしい日だね、だけど今のあたしはこんなことも気にならないくらいに清々しい気分だ。これから末永くよろしくね、相棒！(何度も言いますがデッキブラシの話です)
「……シャンブルズ」
さて次はどこを掃除しようかと思っていると、いつの間にかあたしは甲板に移動していた。何故かあたしの目の前にはやっと来たかと怒っているルフィがいる。え、今あたし瞬間移動したの？
「遅いぞA！ 宴が始められねえじゃねーか！ 俺腹減って死にそうだ！」
「新しい相棒の力……？ この子本当に凄い！」
「残念だが今のは俺の能力だ、呼んでも来ねえから俺と位置を入れ替えたんだよ」
こちらに近付きながらそういうローの言葉に、あたしは少し残念な気持ちにはなったが、この相棒が凄い存在である事に変わりはない。何せあたしをここまで嬉しい気持ちにさせてくれたのだから。
「Aも来たことだし、始めるぞー！」
待ってましたと言わんばかりに、ルフィは物凄い速さで料理を口に詰めていく。その度にボロボロと食べこぼしが生まれ、地面に落ちていく……ああ耐えられない！
「一つずつ口に入れられないのルフィは！ またこんなに零して！」
結局掃除を始めたあたしを、みんなが呆れ顔で見ていた。
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ポプリん(プロフ) - 翠さん» 翠様、コメント下さりありがとうございます！ 身に余るお言葉の数々、痛み入ります。本当にありがとうございます！ 次回は短編に挑みたいと考えておりますので、是非また楽しんでいただけたらと思います！ (2023年3月28日 8時) (
レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - まおさん» まお様、コメント下さりありがとうございます！ 応援までしていただけて本当に嬉しいです！ 素敵なアイデアありがとうございます♪シチュ溜めをして短編にしようと思うので、他にもアイデアあれば是非教えてください！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - きてぃーさん» きてぃー様、コメント下さりありがとうございます！ 遂に完結させることが出来ました、応援して下さり本当にありがとうございました！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても素敵なお話で前から応援させていただいていました。とても好きな作品でした。お疲れ様でした。 (2023年3月27日 13時) (レス) @page50 id: 090a3776e1 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 更新楽しみにしてました！！イチャイチャや嫉妬する姿見てみたいです（ ; ; ）🌟 (2023年3月27日 3時) (レス) @page50 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポプリん | 作成日時：2022年8月14日 18時
