ジョングク、日本で迷子になる

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JK｢……似合い、ますか？｣




｢めちゃくちゃ似合ってる!!｣





―カシャカシャカシャ





ジョングク君はシンプルな紺色の浴衣を着ている。



似合いすぎて連写してます。





JK｢Aさんも似合ってます!!｣




｢ほんと？｣





私は白地に赤い椿の浴衣を着た。



浴衣とか久々だよ笑





JK｢イェッポヨ｣




｢なんて言ったの？｣




JK｢ひみつです｣





私の記憶力はよくないからな……。



早いうちに検索しないと!!



えっと、イェッポヨ……綺麗!?





｢日本語で言ってよ〜｣




JK｢Aさん早く行きます!!｣





あ、話しそらされた笑





｢暗いから手繋ごう!!｣




JK｢……イヤです｣




｢そんな恥ずかしがらんで｣





私はジョングク君の手を握る。



やっぱり男の人の手は大きいね。





JK｢Aさんの手、小さい｣




｢可愛いでしょ？｣




JK｢……はい｣





今の間は何なんだ!!



こんな話しをしていたら会場に着いた。



人多いけど、ジョングク君ってバレませんように!!





―ヒュ〜ドン





花火はやっぱり綺麗だな〜。



私がジョングク君の方を見ると楽しそうに見ている。



横顔もイケメンかよ!!





JK｢何で、僕のこと見てますか？｣




｢花火より綺麗だからです｣




JK｢Aさんの方が綺麗です｣





何この雰囲気？



もう付き合ってるよね？



ラブラブカップルだよね？





JK｢Aさん、顔コワイ｣




｢怖くないよ!!｣





花火大会はあっという間に終わってしまう。



楽しい時間はすぐ終わるね。





｢楽しかった？｣




JK｢楽しかったです!!｣




｢また来よ、｣




JK｢Aさん？｣




｢えっと、早く帰ってゲームの続きしよう!!｣





自分で言って悲しくなるって情緒不安定か!!



変に意識するなって言ってるだろ!!



…………無理だって分かってても、



やっぱり一緒にいたいって思っちゃうよ。

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