北斗先輩と私が恋をするまでのお話 (ページ2)

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初めて親友と話したのは中学の時だった。
同じクラスになり人見知りな私の話しかけないでオーラにも負けずぐいぐいと来てくれた隣の席の子。
この子のおかげで私は明るくなった。
友達っていいものだな。毎日が楽しいなって。
だんだん人と関わるのも好きになれたし
私の世界が広がった気がした。

そんなある日私はこの友達にある事を打ち明けた。

A【私…実は両親がいないんだ…だからおばあちゃんと二人暮らし】

友達【そうなんだ！なんでそんな悲しい顔してるの？いろんな形があって当然！親なんてガミガミうるさいだけだしいなくて羨ましいー。】

A【えっ？】

友達【あ、わかった！A寂しいの？
私がいるじゃん！Aには私がいてあげるー】

そんな軽い会話に当時は両親がいないという自分だけ変わった形だと塞ぎ混んでいた気持ちの部分が軽くなった気がした。

それから私達が親友と呼び合うに時間はかからなかった。

そして同じ高校の同じ科に合格する事ができた。
私達の高校は校則も緩め
中学生の頃よりも自由を感じることができる高校生活だった。
高校になってからまわりは恋だの愛だのに奮闘している様だった。

私だってかっこいい人だなと思う人は沢山いたけど恋がなんなのか分からなかった。
中学の時は親友に彼氏ができようが興味はなかったけどさすがにまわりの彼氏の多さに少し焦ったは事実。