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大学を出て、少し走り角を曲がると会いたかった亮平がたっていた。
『…亮平！』
「久しぶりA」
勢い良く抱きつくと、私のことを軽々と受け止めてくれた。
『会いたかった』
「俺もだよ。なかなか時間取れなくてごめんね」
私の頭に手を添え優しく撫でてくれ、そのまま亮平の胸に顔を埋める。
『全然。疲れてない？』
「うーん。さっきまで疲れてたけど、Aの顔みたら疲れ吹っ飛んだ」
『えー。何それ。そんな事ある？』
「あるよ」
するとグッと腰に手を添えられ抱き寄せられると、私の耳元に顔をちかづける。
「それに、この前シそびれちゃった続き俺したいんだけど…」
『…っ。亮平』
そんなことストレートに言われたら、恥ずかしくて顔が赤くなる。
「…どうかな？」
『…わ、私も』
「よかった。家帰ろ？」
『うん』
そのまま助手席に乗り込むと直ぐに、車が動き出し家へと向かう。
その間、亮平の片手は私の手をぎゅっと握ったり撫でたりを繰り替えしていて、段々と身体に熱を帯び始めていた。
マンションに着き、手を引かれて部屋へ向かい扉を開けて真っ直ぐ寝室まで向かうと、少し乱暴にベッドに押し倒された。
『…亮平』
「悪いけど、我慢できないから俺。預け食らってるからさぁ」
着ていたジャケットをベッドの下に落とし、ネクタイを指で緩ませ、どんどんと服を脱いでいき、私の目に映る亮平は腹を空かせた肉食動物。
上半身裸になると次は私の服を出際良く脱がしていく。
「…ずっと触りたかったAに」
露出した肌に軽くキスを落とされていると、急にチクリと軽い痛みが走る。
『…っ』
「綺麗についた」
『亮平そこ見てちゃう』
「Aは俺のだって証。変な虫寄り付かれても困るし」
甘くキスをされながら、服を脱がされていく。
『んっ…ぁっ、、』
「Aもっと乱れた姿見せて」
『…っ。亮平』
「好きだよ」
私の身体を撫でながら、ゆっくりと深くに触れていく。
私の全てを知っているように。
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作者名：ぽぽ
| 作成日時：2022年11月30日 19時
