検索窓
今日:45 hit、昨日:7 hit、合計:141,050 hit

14 ページ14

慎太郎くんが病室に来るようになってから、色んな話を沢山聞くことが増えた。


メンバーの話とか仕事の話とか周りの人達の話。


何もすることのない私からしたら、それがすごく楽しくて楽しみになっているが、たまに話を聞いてると寂しく感じる。



『ねぇ慎太郎くん』

森本「ん?どうした」

『…やっぱりなんでもない。』

森本「なんだよ」

『…なんか、慎太郎くんと話してて楽しいんだ。でも、なんか寂しく感じるのってなんでだろう…なんか胸がスースーしてるんだよね…ぽっかり穴が空いてるの』



慎太郎くんを見ると少し困ったような顔をしていた。



私自身の事なんだから聞いても分かるわけないのに。



『ごめんね。困らせて…私にしか分からないよね自分のことなんだから』



記憶をなくして、何もかも分からないはずなのに胸にポッカリ穴が空いた感覚。



これだけは不思議とずっと残ってる。



なんとなく目を覚ました時から。



森本「…Aにはそばに居るべき人がいるんだよ」

『…どういうこと?』

森本「今はいないけど、ずっとAのそばにいてくれた人がいるんだ」

『…ジャニーさん?』

森本「ジャニーさんもそうかもしれないけど、きっとAにとってはもっと大切な人…絶対にそばにいなきゃいけない人がいる」

『だれ?』



私が聞いても教えてくれない。

15→←13 阿部side



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (216 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
638人がお気に入り
設定タグ:阿部亮平 , SixTONES , SnowMan   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年10月28日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。