検索窓
今日:44 hit、昨日:7 hit、合計:141,049 hit

12 ページ12

『…そうなんだ』

森本「うん。みんなAに会いたがってた」

『私に?』

森本「そうAに。まだまだ、Aに会いたがってる奴たくさんいるよ」

『…迷惑じゃないの?女の私がいて』



私の言葉を聞くなり、笑顔だった顔が少し強ばる。



森本「誰もそんなこと思ってねえよ」

『…そう』



慎太郎くんは優しいから、そんな事ないって言ってくれてるかもしれないけど、本当はメンバーの誰かは私がいて邪魔なんじゃないかとか色々考えてしまう。



だって、ずっとそう思われてきてたから。



慎太郎くんは会う度に、気さくに話しかけてくれてたのは覚えてる。



森本「今日何すんの?」

森本「へぇ、すげぇじゃん」

森本「1人で残るんだってな。すげえなお前」



そんな会話が頭の中に浮かぶ。



だから、今も普通に話が出来てるんだろうな。



でも、それ以外の人とは少し抵抗がある。



森本「まぁ、別に焦ることないからさ。俺あんまりいいこと言えないけど」

『うん』

森本「また来るから」

『ありがとう』



ポンっと頭の上に乗った慎太郎くんの手。



一瞬ドキッとしたけど何故か違和感を感じる。



なんだろうこの違和感。



森本「じゃあな」

『またね』



手を振り慎太郎くんを見送り1人になった病室。



そっと胸に手を当てると、なんだかぽっかり穴が空いているような気がするけど、その理由なんてわからなかった。

13 阿部side→←11



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (216 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
638人がお気に入り
設定タグ:阿部亮平 , SixTONES , SnowMan   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年10月28日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。