SixTONESの紅一点のif話 (ページ5)

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『ん！美味しい』

岩本｢だろ？俺のオススメ｣

ソファに座り、隣で美味しそうにタピオカを飲んでいるA。

岩本｢ちょっとは元気になった？｣

『うん。照兄のおかげかな』

強がって笑顔を見せてくれるが、目はどこか悲しそうにしていた。

岩本｢…強なんなって｣

頭をポンポンって撫でると、笑顔だったはずなのに下唇をぎゅっと噛み締め涙を堪え始める。

岩本｢A｣

『ごめんね…泣くつもり無かったのに…なんだろう。人に優しくされると涙が…1人で好きになって勝手に失恋しただけなのに…』

自分の涙を一生懸命に拭うAの手を引き、優しく抱き寄せた。

距離が近く、Aの頬に伝う涙を拭ってやると潤んだ目で俺の目をじっと見つめる。

『…っ。照兄』

そんなの我慢なんて出来るわけもなく、一瞬だけ触れるキスをした。

直ぐに離れると驚き、顔を赤くするAの姿。

1度踏み出してしまえば、どんどんと進んでいく俺の気持ち。

岩本｢…A｣

再度名前を呼び、さっきより少し長めにキスをするとAに胸を押され拒まれた。

『っ…ダメだよ…こんなの…』

岩本｢なんで？｣

『なんでって…恋人でもないのに…』

本当に純粋なやつだよお前は。

岩本｢…寂しさを埋める。一瞬だけでも忘れられたら楽じゃない？｣

『…っ。そんなのダメ』

ダメと拒み続けるAにゆっくりと迫り、唇を重ねる。

『照兄』

岩本｢大丈夫だから。俺に任せてればなんにも怖くない…Aはなんにも考えなくていいよ。頭を真っ白にして…忘れたいんだろ阿部のこと｣

『っ！！』

岩本｢A｣

キスをしながらゆっくりとソファに押し倒すと、少し拒みながらも俺を受け入れ始めた。

岩本｢Aいっぱい泣いて…受け止めるから俺が｣

『あっ…ん、、』

泣きながら俺を受け入れ、泣きながらも快楽に溺れていくAを見ながら罪悪感と達成感が入り交じる。