阿部の恋人はSixTONESの紅一点5 (ページ30)

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目黒side

今日は久しぶりに開催される同期会。

ご飯を食べて、ラウール以外は酒を飲み程よく盛り上がり始めた頃。

Aの手元に置いてあったスマホが光るとそこには、楽しそうに線香花火をしている阿部ちゃんの姿が。

なんか、見覚えあるなって思ったら阿部ちゃんも同じようなロック画面だったような…。

目黒｢A阿部ちゃんとおそろい？｣

『ん？何が』

目黒｢ん。ロック画面｣

『え？そんなことしてないよ？』

不思議そうに俺を見つめるA。

あー。そういう感じか。

何となく察すると、ニヤケが止まらなくなる。

ラウール｢めめどうしたの？｣

向井｢急にニヤけて気持ちわる｣

目黒｢いや、ごめん。だって阿部ちゃんもAと同じような写真ロック画面にしてたから…お互いに知らないうちに撮ってた写真ロック画面にしてるなんてね｣

ラウールと康二がAのスマホを覗き込むと、ちょうど阿部ちゃんからのメッセージが入り画面が明るくなった。

向井｢ほんまや。阿部ちゃんのロック画面めっちゃええ写真やって思ってたん｣

ラウール｢Aちゃんも阿部くんもお互い大好きなんだね｣

『…知らなかった』

目黒｢なんで、A知らないんだよ｣

『だって、亮平くんのスマホの画面なんて覗かないもん！』

向井｢うわ、いい彼女｣

褒められているAは、少し顔を赤くしてスマホの画面を見つめる。

ラウール｢楽しかった花火？｣

『…うん。楽しかった。また、来年もやりたいな』

今日1番の笑顔で答えるAを見ていたらなんだか俺らまで、幸せな気持ちになるよ阿部ちゃん。